さっきNHKのガッテンでやっていた「おかゆ」特集を見ていたら
瓢亭の朝がゆの作り方を紹介していた。
強火でお米の周りを固めてしまってから、短時間でかき混ぜ
ながら煮るのがコツとのこと。
そうなんだ、知らなかった。
おかゆは大好きでよく食べるけれど、こういう風に作ると時間が
たってもお味がかわらないのですね。明日早速やってみよう。
ついでに瓢亭の葛あんの作り方も紹介されていてびっくり。
400年の料亭に伝わる秘伝かと思ったら公開しちゃうんですね。
「瓢亭」の朝がゆ、以前本店でいただきました。テレビで移っていた
のは別館でしょうか。本店は夏の2ヶ月間しか朝がゆやってないん
ですよね。それを食べるため暑い夏の京都に行ってきました。
もちろん予約です。
入口はびっくりするくらい簡素で瓢亭朝がゆのかわいい小旗?が
ぶら下がっているだけ。小さな木戸をくぐって中に入ると手入れの
行き届いたお庭があります。
お庭の中の細い石畳を歩いてお部屋へ。お茶室はこじんまりとし
た個室になっていて何ともいえない風情。
若干緊張しながら待っていると多分女将と思われる方がご挨拶に
きてくださり、お食事の説明もしてくださいました。
ここを訪れる人の中ではずいぶん若かった私たち。きさくに話して
くださって気持ちをほぐしてくださったのでしょうか。
初めは仲居さんかと思ってしまったのですが、お着物も違ったし
あとでお得意様らしき方と話していらっしゃる様子でわかりました。
伝統があるのに格式ばらずホスピタリティのすばらしいお店。
おかゆと有名な瓢亭玉子、三段の器には炊き合わせや生麩など
がはいっており、ほかに鮎や煮物椀などがつく京都らしいお食事。
どれも上品な味付けでおいしくいただきました。
昨日のTVのおかげでそのお味とともに、なんとも言えない贅沢な
ひと時を懐かしく思い出しました。京都いいですね。