映画「阪急電車」見ました。

4月公開でロングラン。でももうすぐ終了ですね。


有川浩のベストセラー小説で脚本は岡田惠和。この方の脚本好きです。


阪急今津線は15分しかないローカル線。

その間の乗客たちの出会いを描く。それぞれに悩みを持つちょっと不器用な

人たちばかり。一歩踏み出して声を掛け合うことでそれぞれの人生が開けて

いく心温まるヒューマンストーリー。


それぞれのエピソードが順番に出てくるオムニバス形式だけど、みんなが

どこかでつながっていく。上手な脚本。


関学のカップルがほのぼのしていていいですね。

あとDVに悩む戸田恵理香さん上手でした。さすが地元の人。関西弁も完璧。

ほかのキャストの方も関西人が多いんですよね、やっぱりリアルですもんね。


最近続けて邦画見たけれどこの映画が一番よかったかな。


先週だったか、朝日新聞の声の欄に「お酒を持って乗り込んできた見るから

にストレスがたまっている会社員の人がいて、この小説を思い出して思わず

声をかけた」という女性の投書が載っていました。


いろんな話をして最後にはお礼を言って降りたそうです。やっぱり一声かけ

るって大切なんですね。人見知りの私にはなかなかできないけれど。


殺伐とした朝夕の車内だけれど、声をかけなくてもぶつかったり足を踏んだら

謝る等、当たり前のことをするだけでもずいぶん違うような気がする。


ところでこの線、短いけれど大学もありよい住宅地もありでなかなかよいとこ

ろです。姉が沿線の大学だったこともあり何度か乗りました。

懐かしかったです。


終点は宝塚だし、お芝居は興味なくてもレトロな宝塚ホテルでお茶するだけ

でも楽しめますよ。