パソコンサポートをする際に、遠隔サポートも利用しています。
遠隔サポートは、出張せずにサポートできるので、即時性があるのと、料金的に安いという点でお客様からよく利用していただいてます。
サポートする側から見ると、それなりにIT環境の準備は大変です。現在では、Windows XP、Windows 7、Windows 8等のサポートが多いので、写真のように各々のPC環境が必要です。
Safemodeの ITトラブル見てある記-遠隔サポートのPC環境
サポート机の上はモニター画面だらけです。(私には)楽しい環境ですが、パソコン嫌いの人から見たら大変な環境ですね!

遠隔接続に使っているソフトウェアは、「showmypc」という便利なソフトです。
無料で、簡単に導入できますよ。ご自分のパソコン間でもすぐ利用できます。
導入方法は、弊社のホームページに説明があります。
Windows XPは、2014年4月8日にMicrosoftによるサポート期間の終了を迎えます。残り1年ちょっとです。サポート期間終了後は、セキュリティ・アップデートがリリースされませんので、セキュリティ問題を抱えることとなります。

Windows VISTAは、サポート期間が2017年までですのでまだ大丈夫ですが、起動の遅さや動きの遅さ、信頼性の点で問題があります。

これらのPCを安くWindows 8にアップグレードする方法があります。
2013年 1月 31日までの期間限定ですが、Windows 8 Proが3,300円でダウングレード購入できます(パッケージ版は5,800円)
googleやYahooで「Windows8 アップグレード版 購入」等で検索してみてください。

実際にお客様のVostro220s(VISTA)を、Windows 8 Proにアップグレードしました。

このVostro220sは不調でリカバリーが必要だったのですが、この機会にWindows 8へのアップグレードを提案したものです。
アップグレード版はパッケージを購入し、DVDを入れてインストール開始から30分弱で利用可能となりました。ドライバーが心配だったのですが、なんと追加ドライバーをあてる必要がなく、Windows 8内に入っているドライバーだけで大丈夫でした。ほんとに色々なドライバーが入っているのですね。

アップグレード後は、起動も早く、とても軽快に使えるようになり、安価に最新OSにアップグレードできたことで、お客様にも大変喜ばれました。
XP(SP3が必要)やVISTAのPCをご利用の方には、おススメです。

iPad・・まだ買ってません・・

私に必要なソフトがまだ揃っていないのです。

それにインターネットが遅くて・・


時々、ソフトバンクさんの店頭でiPadを楽しんでます。


【好きな点】

ユーザーインタフェースは、とても気に入ってます。画面の表示品質が良いですね。

新聞や本を読むのに最適。

コンテンツの価格と多様さが課題ですね。

文字入力も、私にはOK。iPadでそんなに打たないしね。

ポータビリティとバッテリー使用時間もOK (あ、バッテリー交換はどうするの?)


【嫌いな点】

インターネット遅すぎ。私はインターネットを日常的にガンガン使うので、遅ければダメなんです。

ソフトは全てApple Storeで購入する点(フリーソフト無いの? 自分でも作りたい)


【困る点】

仕事だと、せめてMS Officeは欲しい(互換アプリはあるらしいけど)


【不安な点】

内部のメモリが壊れたら、データやアプリはどうなるの?購入したデータはどうなるの?

  どうなるか、まだ調べていないので不安です。

PCにデータバックアップできるけど、すごく時間がかかるというウワサもある。

  内部キャッシュのファイル数が多大なので、ウィルスチェックソフトを止めてバックアップする

  といいらしい。


iPadで、またまた通信費がかかってしまうので、

結局、近々買うのはiPhoneということになりそうな予感。。

通信費=ケータイ+電話とFAX+インターネットプロバイダ

となり、毎月出費が多いところに、+iPadとなると・・・

iPadをケータイがわりに使えれば・・ ぬりかべケータイとか ダメかな

昨日(2010年6月29日)のFIFAワールドカップ 日本VSパラグアイ戦はご覧になったでしょうか?


延長を加え120分の大熱戦でしたね。惜しくもPK戦で日本は敗れましたが、感動をいただきました。選手や関係者、応援した人たちに感謝します。


私の街では、深夜にもかかわらず住宅地各戸の照明が煌々としていました。そして試合が終わると、みんな照明を消し就寝したようでした。ウィークディですからね。寝不足です。「ふぁー 眠い・・」


試合後、キャプテンの長谷部選手やゴールキーパーの川島選手が、日本チームの「チームワーク」がベスト16までの戦いを勝ち抜いてきた要因であると述べていました。テレビで観戦していて、私も全く同感です。


サッカーのチームワークは、日本VSパラグアイ戦で見たとおりですが、タイトルにある「パソコンのチームワーク」ってなに??


パソコンもチームワークでパフォーマンスを発揮しているのですよ。


攻撃力と守備力に分類すると、
CPU、メモリ、ハードディスク、インターネットスピードは攻撃力の要素
冷却能力、電源容量、OSの状態は守備力要素です。


チームワークが乱れると、全体のパフォーマンスがあがりません。

調子が悪くなったパソコンは、このチームワークが乱れているということが多いものです。


実際によくあるチームワークの乱れは・・・


【1】ファンの音がすごい、使っている途中で突然切れる

冷却状態が悪くなっている可能性が高いです。パソコン内部、特にファンやCPUまわりにホコリなどが溜まり、冷却がうまくできなくなり温度が上がっている状態です。


パソコン内部をクリーニングする必要があります。クリーニングといっても、パソコン内部に電気掃除機は使わないでくださいね。静電気でパソコンが壊れる場合があります。


気になる方は、「パソコン 内部 汚れ」でググって(google )みましょう。


【2】全体的に遅くなってきた
ウィルスチェックソフトを入れたり、常駐ソフトが増えたり、多くのソフトウェアをインストールしたりで、メモリが不足している可能性が高いです。この場合は、メモリを増やすと劇的に症状が回復します。


ハードディスクの調子が悪くなっていたり、残り容量が少なくなっている場合もあります。


OS(Windowsなど)の状態が悪くなっている場合もあります。



対処としては、まずチームワークの乱れの原因を診断し、その原因に応じて適切な処置をします。


自分で対処するのが難しければ、セーフモード がチカラになりますよ。(セーフモードのパソコンケアサービス(PDF)


さて、「PK戦は運」ということですが、次のような興味深い記事があります。

PK戦で赤いユニフォームのGKは、倍のセーブ率 (英文)

心理戦という科学的要素もありそうです。
ちなみに、日本-パラグアイ戦では、GK川島選手はグレー、パラグアイのGKは明るめのグリーンでしたね。

同じテーマ(ITで困ったら見てね)で、「windows7への円滑な移行 」について書いたばっかりで恐縮ですが・・


ほんとに、今Windows 7に移行する必要があるんですか??


Windows 7への移行作業をたくさんやってきましたが、移行した理由ベスト3を発表します。


むっ1位 使ってるパソコンがおそくなった・不調になった

シラー2位 Windows7パソコンしか売ってないから

にひひ3位 なんでも新しいもんがいいんじゃ・・


3位の人には何もいいません・・・。 私もiPad欲しい~

2位の人! XPパソコンも買えますよー

1位の人! 修理・メンテすれば、そのまま使えますよー


パソコンを新しいものに替えるには、それなりの予算と手間がかかります。

パソコン=「①箱」+「②ソフト」+「③データ」+「④設定」

です。

古いパソコンからWindows 7パソコンに移行するということは、①から④まで、全て影響を受けるということです。

周辺機器だって、影響を受けます。

おおごとです。


仕事や大切な用途で使っているパソコンなら、経営的視点でも考えてみましょう。

よく、ものの本に書いてありますねー

経営要素=人+物+金+情報


[情報の視点]

Windows XP、マイクロソフト社のサポートはいつまで?

日経IT+PLUS 「マイクロソフト、「Windows XP」のサポート期間5年延長を発表

2014年までサポート延長ということですね。

地デジはいつまででしたっけ。 まだ、アナログ放送見てるんですショック!

サポートが終わったからといって即使えなくなるということではありません。XPに対してWindows Updateが行われなくなる可能性はありますが。

Windows 2000だってまだまだ使われているんですから・・。 ちなみにセーフモード では、Windows98SEも使ってます(笑)


[の視点]

今ある経営資産をできるだけながーく、効率よく使うことが新たな設備投資を抑えます。

今あるXPパソコンが不調であれば、メンテや修理で延命できます。セーフモードパソコンケアサービス(PDF) でもかなり調子よくなりますよ。

メンテしてもどうしようもない古パソコンは、XPの新パソコン購入でも乗り切れます。

Windows 7パソコンに移行する場合と比べて、ソフトウェアや周辺機器関連で投資額を抑えられる可能性があります。

[の視点]

Windows 7パソコンに移行するには、先ほどあげた

パソコン=「①箱」+「②ソフト」+「③データ」+「④設定」

の①から④、プラス周辺機器までのハード&ソフト&設定作業 投資を見込む必要があります。

[の視点]

Windows 7で、OSの基本操作・設定操作が変わります。また、アプリケーションの操作も変わるものが多いです。これを習熟する人の時間を経営視点で捉える必要性があります。

また、移行そのものに関わる人的ロードも見逃せません。


Windows 7への移行を、事業に必要な設備の更新と捉えると、経営視点で考慮するべきことが見えてきますね。

どうしようと思われている方、セーフモード にご相談ください。 

「仕事や大切な用途で使ってるパソコンは、しばらくWindows7に移行するのを控えましょう」


とさんざん言ってきましたが、いよいよそんなことばかり言ってられない状況です。

Windows 7への本格的な移行期になってきました。


いままでたくさんWindows XPやWindows 2000から、Windows 7へ移行作業してきましたので、より円滑な移行方法についてまとめておきますね。

特に仕事や重要な用途で使っているパソコンの場合は、結構面倒ですよ。


移行作業は大きく分けて次の3フェーズです。


【1】 準備段階・・事前に準備するものと予算を明らかにします。

【2】移行段階・・Windows 7パソコンを用意して、実際に移行作業します。

【3】テスト・手直し・・実際の業務・用途に使用して、不具合事項を洗い出し、手直しします。


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【1】 準備段階・・事前に準備するものと予算を明らかにします。

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1) 新規導入するWindows 7パソコンの選定

業務や用途で困らない程度の性能や仕様をリストアップします。

・ 画面サイズとグラフィック性能

   画面サイズは仕事の能率を高めます。少し大きめのものを選びましょう。デュアルモニターもおススメ

   3DデザインやCADをお使いの方は、グラフィックボードにも気をつけてくださいね。

   マザーボードで結構高性能グラフィックを提供しているものもあります。

・ CPU性能

   今だと、Core i5とかおススメします。

・ ハードディスク容量

   容量不足を起こすと面倒なので、容量に余裕を持ちましょう。

・ メモリ容量

   4GB程度はあっても良いと思いますよ。

・ 入出力インタフェース (USBの数、無線LANの有無、その他)

・ Windows 7エディション選定(32ビット/64ビット、Home/Professional/Ultimate)

   4GBを超えるメモリ容量を使いたい場合は64ビット版が必要。会社で使うにはPro以上がおススメ


2) Windows 7で使いたい周辺機器を確認

・ プリンターや複合機、スキャナーなどの周辺機器

   WIndows 7対応のドライバー(32ビット版/64ビット版の区別がある場合も)が、メーカーホームページなどからダウンロードできるかどうか

・ 記憶装置系の周辺機器

   外付けハードディスク、USBメモリなどは、大体大丈夫ですが、念のため確認しましょう。

   NASは、Windows 7対応のソフトウェアがあるかどうか、確認。

・ 通信機器

   ルーター設定のユーティリティソフトウェアなどがWindows 7対応しているかどうか


3) Windows 7で使いたいソフトウェアをリストアップ・対応調査

・ 使っているソフトウェアのうち、Windows 7でも使いたいものについて、Windows 7対応を調べておきます。

   対応していないソフトウェアは、バージョンアップや買い替えなどが必要になります。

   ウィルスチェックソフトも忘れずに

   32ビット/64ビット版の違いも考慮に入れましょう。

   使っているフリーソフトウェアについても、調べておきましょう。

   デザイン系では、追加フォントも忘れずに調べましょう。

   高価なソフト(Adobe CSやCADなど)は、予算に影響大なので忘れずに


4) 重要なID/パスワード等の記録など

・ プロバイダー接続IDとパスワード

・ メールIDとパスワード

・ ルーター設定アドレス、ログインIDとパスワード

・ 銀行決済で使っている場合は証明書の移行手順

・ 会社で使っている場合は、ネットワーク環境


5) メール

・ Windows 7には、メールソフトがプリインストールされません。

・ 現在使っているメールソフト名とバージョンを調べます。

・ Windows 7で、どのメールソフトを使うか決めておきます。


調べたことは「ITシステム環境」として書類にまとめておくのが理想的です。あとで便利ですよ。


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【2】移行段階・・Windows 7パソコンを用意して、実際に移行作業します。

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1) メール移行準備

現在使っているメールソフトとバージョン、Windows 7で使いたいメールソフトにより、円滑な移行手順は異なります。全て記述することはできませんので、多いケースについて記します。

・ Outlook Express(Windows XP) → Outlook(Windows 7)への移行

XP上にOutlookをインストールした状態で、Outlook ExpressからOutlookにメールデータとアドレス帳をエキスポートしておくのが一番安心です。メールデータのサイズによっては結構時間がかかります。

Outlookにエキスポートしてから、「Windows転送ツール」を使って、Windows 7にデータ転送します。

この際、Windows 7上にもOutlookをインストールしておく必要があります。インストールするだけで、起動はしないようにします。データ転送が終わってからWindows 7上のOutlook起動して転送されているかどうか確認します。


2) Windows 7パソコンの初期設定

設置・起動して、ユーザーアカウント(デスクトップ名)、ネットワーク接続など、初期設定し、デスクトップを表示します。Windows 7で使うソフトウェアをインストール。ドライバーをインストールして、周辺機器を接続します。


3) 「Windows転送ツール」でデータ転送

ここの手順記載すると長文になるので、すまんが「Windows転送ツール 使い方」ググって(google )ね。

Winodws 7上で「Windows転送ツール」を実行している間は、Windows 7上でその他の作業はできません。


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【3】テスト・手直し・・実際の業務・用途に使用して、不具合事項を洗い出し、手直しします。

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仕事や大切な用途で使っている場合、古いパソコンもしばらく置いておき、万一の場合は使えるようにしておくことをおススメします。



結構面倒だし、時間もかかりますね。

不安な場合は、セーフモード にご相談ください。

iPad ってすごいですね ('-^*)/


アラン・ケイ が提唱した理想のパーソナルコンピュータ (パソコン)であるダイナブック (Dynabook) のひとつの姿を想起します。 ここでいうDynabookは、東芝のDynabookではありませんよ。


実は、アラン・ケイ はこのブログで言及したALTOの開発にも関わっているのですよ。

世界初のパーソナルコンピューターって、知ってますか?


以下、ウィキペディアのダイナブック から引用します・・

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ケイの構想したダイナブックとは、GUI を搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、子供に与えても問題ない低価格なものである。同時に、文字のほか映像、音声 も扱うことができ、それを用いる人間の思考能力を高める存在であるとした。

また、構想の時点ですでにネットワークやマルチフォントに対応することが想定されており、実際、その後作

・・ 中略 ・・

こうしてケイらがXEROXのパロアルト研究所 在籍時に「暫定ダイナブック」と称して開発したのが、Smalltalk を GUIベースの オペレーティングシステム に用いて動作させていた Alto で、1979年末にこれを見たスティーブ・ジョブズLisa 、そして Macintosh を開発するきっかけとなったとされる。

-- 引用 以上---------


iPadを世に出したスティーブ・ジョブズ の名前もありますね。

スティーブ・ジョブズ もなかなか良い仕事をやり遂げてますね。

若き日のスティーブ・ジョブズ がどんな夢を持って活動していたのか? iPadを生むベースとなったものはなにか? スティーブ・ジョブズ の革新には夢とロマンがあったのですね。

iPadの原点のひとつ→「ハイパーメディアの夢


できれば、オープンにして皆がソフトウェアを開発できれば、よりダイナブックの姿に近くなりますが・・・

ビジネス的には、いろいろあるのでしょうね。


私もiPadがでて、少しウキウキしています。

ちょっとハード&ソフトが"枯れて"きて、ソフトウェアがオープンソースで開発できるようになれば買うでしょう。

"枯れて"きたというのは、昔のソフト開発者が使っていた言葉で、バグが取れてきたという意味でした。

さて重要な話題です。重要なデータのバックアップのことです。


クイズ10人に聞きました(笑)


パソコンで、作成したデータや情報はどこに仕舞われているのでしょうか?


1) ハードディスク・・・・・・・・・・・・・ 5人 一般的です。優等生です。

2) パソコン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2人 普通、これでしょ

3) なんか知らんが、でてくる・・・  2人 ちなみに、この回答、結構好きです。

4) SSD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1人 うん、うん、そうだよね。分からない人→SSDでググって(google )ね。


正解は1、ときどき4です。2も正解ですよね?

まあ、何処に仕舞われていても、でてくりゃいいんです。究極は。


でも、でてこなくなった時、どうなりますか・・


私の事業では、データ復元とか、データ救出という分野です。

料金高いんですよ。時間がかかるから。


それに、かならず全てのデータや情報がかえってくるとは限りません。壊れ方によっては、全然だめな場合もあります。


無くすと困る重要なデータや情報、ぜひバックアップお願いします。


よくある事例ですが・・・

「これがバックアップです。」

といって、預かったメディアが全然だめだったり、データが古かったり、一部のデータしか無かったり・・


もう、自分の大切なデータ・・  トラブルから守りましょう。
面倒であれば、「重要データ 常時バックアップ」という手もあります。ググって(google )みてください。

タイトルを見て笑っている場合ではありません。

身近なことなんですよー


お仕事や大切な用途でITシステムをお使いのところに、緊急のITトラブル対応で伺った際に、良くあることです。


列記しますよ・・ 身に覚えがありませんか(笑)


1) そう、無線LAN使っています。暗号化されているって? ところで、無線LANの暗号化って、何ですか??

2) メールのパスワード? 知りませんね。

3) ウィルスチェックソフトのシリアル番号? そんなの必要なんですか?

4) そのソフトはダウンロード購入したんです。 そのダウンロードファイル? それが必要なんですか?

5) プロバイダーの接続IDとパスワード? 知りません。

6) ルーターのログインIDとパスワード? それは何ですか??


ITシステムは壊れるものです。

大切な用途でITシステムを使う際は、壊れた際にスムーズに対応し、業務をスピーディに再開できるよう準備しておく必要があります。


そこで、お勧めは

ITシステム管理図みたいな1枚の紙に、ITシステムの構成図とともに上記の重要情報を記入して保管しておくのです。


いざとなった時にパワーを発揮します。


そんなの書けないという方


しょうがない、私が調べて書きましょう。 ただし、料金はかかりますよ(笑)

ITトラブル対応で伺った先でこのような状態の時、上記リストのような項目を調べますので、後でITシステム管理図のようにして無償提供している場合もありますが、いつも無償とは限りません(笑)


世界初のパーソナルコンピューターって、知ってますか?

意外と知られていないんだなー これが。


私はとある会社に入っていたことがありますが、この会社に世界初のパーソナルコンピューターがあったのですよ。

その会社で私は、技術サポートなどの仕事をしていましたが、その世界初パソコンは私の管理下でジャンクのようになっていました。交換パーツもあり実働です。


もったいぶってすみません。

その名は ALTOです。ウィキペディアは下記。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Alto


そうそう、今年に入ってから、このALTOの開発者にコンピュータ界のノーベル賞ともいわれる「チューリング賞」が授与されています。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100310_353763.html


私は子供のときから電子機器が好きなので、ALTOのソフトウェアやハードウェアについて、かなり調べて遊んでいたことを思い出しました。

当時、画期的だったのですよ。


ALTOをベースに開発されたコンピュータを使い、Ethernet LANによる分散処理を前提として使い、まだ日本でインターネットが知られていない時からインターネットでメール、FTP、Telnetなどを使い、そして世界初のマウスというヒューマンインタフェースを用い、MacもWindowsも無い時から、GUIでコンピュータを使っていました。

まだWorld Wide Webが開発される直前なので、当然Mosaic(最初のブラウザ)もなく、日本では慶応大学の村井純教授(当時は、助手でしたか?)が中心となり、慶応、東大、北大あたりがインターネットを使い出したばかりという状況でした。

そうそう静止画しか無かったので、動画はどうかとLANで流したら、最初のEthernet仕様である3Mbpsの帯域幅をフルに消費したので、社内でLANが使えなくなったと大騒ぎになり、こっそりもとに戻したこともありましたね・・・すいませんでした・・・


当時、最先端のコンピューターサイエンスティストを集めた我社は、コンピュータ研究者の気持ちと経営の気持ちは柱となる事業の部分で離反していました。最先端のコンピューターサイエンスのため、分散処理コンピューターとして研究者たちはPDP-11を使いたかったのですが・・・

ALTOは、最先端のコンピューターサイエンスティストが、会社から得られないなら自分でつくれとばかりに、つくりあげたものです。Mesa(メサ)という開発用のオグジェクト指向(C++もオブジェクト指向言語ですね)言語処理系を実装し、その上で様々な革新的な研究がされていました。アラン・ケイが伝道者となり、Smalltalkも最初に実装されました。OS自体やGUIを自分で編集して、用途に応じたパソコンに使い倒していくことができたんです。これもすごかった。


はじめてマウスを持った人は、ほとんどの人が手に持って空中で動かしてましたよビックリマーク


実は、このALTOは次のマシン(開発コードネーム DolphinやDandeTiger、DandeLionなど)が開発されたので、もう不要になっていました。社有設備ですが原価償却もほとんど済んでいたので、残存簿価を払って貰いうけようか(ちなみにたくさんのパーツはタダで!)と思っていたのですが・・・

自宅に置きたくないと妻の反発が・・(パソコンといっても、本体はミニコンベースで、それにビットマップディスプレィとかマウスを接続したものですからねー。無理もない。電源3相200Vだからトランスも必要だった)


今、持ってたら「なんでも鑑定団」に出してみたいなー

絶対、1億はいくよ(強気)

だって、スミソニアン博物館にも展示されている文化財ですから・・ 「スミソニアン博物館のALTOページ(英文)

残存何台あるんだろ。 スミソニアンに1台、もと所属していた会社に、米国と日本で数台はあるね。むかし、神奈川サイエンスパークで1台展示されていたな。あと、研究所関係で保管されているものも若干あるかも。実働するものはあるのかな?? あのパーツ保管しとけばよかった・・


ハードウェア・ソフトウェアに興味のある方もいると思いますので、覚えている部分で書いておきますね。専門用語もありますが、読みづらくなるのであえて注釈はつけないことにしますね。難しくなるので、読みたくない人はパスして、最後の部分を読んでくださいね。


ALTOは、当時のPDP-11などと同じような、ミニコン的なハードウェア構成をとってました。PDP-11は、当時のエクセレントなミニコンでした。開発者は、PDP-11が好きなので、参考にしたのでしょう。

背面のバスに各ボード(I/Oプロセッサボード、CPUボード、Memoryボード、Ethernetボード、高速Interfaceボードなど)が接続される構成です。各ボードは同じ大きさで、今のATXマザーボード位の大きさです。

高速Interfaceボードには、ハードディスクとビットマップディスプレィを接続するコネクタがあります。

CPUはビットスライス式で、4bit ALU(Arithmatic Logical Unit)を4個使い16ビットとしていました。ALU以外は全てICで組まれたCPUボードです。ファームウェアは、ブートするときにハードディスクから読み込む方式を取っているので、インストラクションセットを変えることができます。INTELのCPUは内部にファームウェアがあります(BIOSとは違いますよ)ので、インストラクションセットは固定ですが、ALTOはハードディスクからファームウェアを読み込みますので、Smalltalkマシンとして使いたい場合はそのように・・・LISPマシンとして使いたい場合はそのように・・・ファームウェアを読み込んで、用途に最適なインストラクションセットを持ったCPUとして起動されるのです。

このために、ハードディスクはカセット式のウィンチェスター2.9MB(単位はGBではありませんよ)のものが使われていました。フォーマット後容量が2.5MB程度でしたね。用途に合わせて、Smalltalkベース、LISPベース、Tajoベースと、カセット式のハードディスクを入れ替えて使用していたのでした。このウィンチェスターのカセット式のハードディスクは、ピザハットの特大ピザより2まわり大きい位の円盤状のカセットでした。カセット内部には軸と円盤しかなく、ヘッドと制御装置はドライブ装置本体にあります。このカセット表面に、「Smalltalk」とか、「Tajo開発環境」とか、「InterLisp(InteractiveなLISP処理系)」とか、マジックで書いて区別してました。このカセット式ハードディスク装置は、結構使われていました。日本では東芝のプロセス制御用コンピューターTOSBAC(発電所や製鉄所、上下水道、ビルなどの制御を行うミニコンです)でも使われていたので、「俺も使った」という方もいるのではないでしょうか?

そうそう、CPUはハードディスクからファームウェアを読み込まないと、なんの働きもできませんから、起動のお世話は「I/Oプロセッサボード」がやってたんです。I/Oプロセッサは、8bit CPU(LSI)を積んでました。8080だったと記憶してます。もちろ、起動時のCPUのお世話以外に仕事をしていたのですよ。ラウンドロビン方式で、各ボードからの要求を受け付けて処理していたのです。まあ、公平な総務部みたいなものですな。

メモリは256KBで、これもメモリチップ(1チップ4KB程度だったと思う)と制御ICで構成されたボードです。

モニターは、A4書類1ページのタテ表示と同じサイズの縦型白黒ビットマップディスプレイです。今でいうビデオメモリは、メモリボード内のメモリを使いますが、1画面分連続的なアドレスを占有しているわけではありません。高価で容量の少ないメモリをいかに使うかという観点で、特殊な使い方がされていました。具体的には、水平表示ライン16ライン分(だったかな?)をメモリ内に用意して、それをビデオ信号として送り出すのです。別にもうひとつ16ライン分を用意しており、信号送り出しの間に表示データを組み立てます。謂わばリアルタイム処理ですね。BitBLTという技術を使っています。ビットマップディスプレィに送る信号を絶やさないためにも、「I/Oプロセッサボード」のラウンドロビン制御方式が活躍し、システム全体のリアルタイム性を保持していました。I/Oプロセッサではいくつかの制御要素(CPU、Ethernet、HDD、Bitmap Display、マウス・キーボードなどのその他I/O)に公平に一定周期で割り込み処理要求によるCPU時間を与え、システム全体の動作を保持していたのでした。もちろん、割り込み処理要求が無かったラウンドでは、CPUにその時間を与え、利用者が円滑にコンピュータを使えるようになっています。

マウスは3ボタンの光学式で、専用のマウスパッドが付属していました。初期のSUN Workstationのマウスパッドを知っている方は、同じようなものと言えば分かるでしょう。このマウスパッドがどっかにいった時は、細かい縞々のスーツの膝のところで、なんとかカーソルを動かしていたこともありましたね。。OS、アプリケーションソフトウェアは全てオブジェクト指向言語で書かれていますので、用途に応じて改変することが可能でした。Mesaという中核となる開発用言語処理系をつくり、それをベースに様々なソフトウェア開発がされていましたね。ALTO以降のマシンでは、Smalltalk処理用にバーチャルマシン・ソフトウェアをつくり、そのバーチャルマシン上で実行されるようになっていました。

ハードウェアをできるだけシンプルにするために、複雑な命令セットを避け、「バイトコード」というシンプルな命令セットを使っていましたので、RISCマシンのはしりともいえますね。



以上で、難しい話はおわりです。お疲れ様でした。


さて、お値段(ただし社内価格)ですが、日本では輸入経費・受け入れ検査・パーツ等の保全準備も含むので1千万円位、米国で5~6百万円位だと思います。 パーツ価格は日本での社内価格しか知りませんが、CPUボードは1枚百万円位、メモリボードが80万円位、その他のボードが40~70万円位でした。

ちなみにALTOは市販されていませんので、市販したらもっと高額になったはずです。

パーソナル で・す・よ・ね??


日本のパソコン、最初はALTOをイメージして作られたんですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/PC-100


世界初のパーソナルコンピューター ALTOに関して、実際にいじった者(研究者ではありません。単に遊び倒した者です)として、すぐ思い出せる部分を記述しましたが、なにせ記憶が古いもので・・・間違いもあると思います。

「ここは、違う」

「ほんとは、こうだった」

など、コメント大歓迎です。


もし、ALTOを処分しようという方がいましたら、セーフモード へご連絡ください。