隣県の大学でした。



当然一人暮らしです。



入学式の前日に両親とアパートに引っ越しました。




恥ずかしながら1人で食事を用意したり、風呂を沸かしたり洗濯したり、家事全般、なんとなくしか分かりません。



とりあえず必要な日用品や食料品を買い、その日は1人近くの銭湯で風呂を済ませ、そして夕方両親は帰りました。(父が早く帰ろうと母を急かした〜母は専業主婦です)



初めてひとりぼっちになった私は部屋の中で泣きました。



次の日入学式、全然眠れないまま会場に行きました。その場で友だちも出来ました。県外から来ていた人、一人暮らしが初めてな人たちはみんな親と一緒に帰りました。

何日か泊まってくれている、と話していました。


私は1人でした。



隣県ながら一度も来たことがなく、土地勘も全くないところに1人ぼっちで放り投げられたように思いました。



あの頃、みんなは親がいたよ、ということは言えないままです。

1人でポツンと暗い部屋にいたあの頃の自分の感情は今でも覚えています。



父は母がいないと何も出来ません。やろうともしません。具合の悪い母にでもやってもらおうとします。



いつでも自分中心です。



私のために自分が不便になることを選ばないのだと初めて感じた時でした