保育園児の女の子、小学生の女の子、DMという難病を患うコーギーと夫、

4人+1匹で生活をしている。

 

私はアラウンド40となり、会社では名ばかりの管理職という立場だが、

育児休職中にMBAを取得し、ライフシフトを画策中。

氷河期世代の荒波を乗り越えてきた身としては、年金など当てにできない。

生涯稼ぐ方法を見出す必要があると思っている。

 

社内のアラ40男子は出世競争、足の引っ張り合いに忙しい。

まるで狐と狸の化かし合いのようだ。

「冷静になれよ。あなた、どこまで出世できるとお考え?

そもそも会社すらなくなるかもしれないのに、、、」

日々繰り広げられる出世レースを冷めた目で見守っている。

 

こんな男性陣を横目に女性を取り巻く環境は、なんて過酷なんだろうと思う。

世代的に母親が専業主婦だった男子が多いからか、たいして家事も育児もしない夫。

(さらに出世も給料も上がらないときている。)

家事、育児、教育、雑用、女性がほとんどの部分を担うことになる。

 

「産めよ、育てよ、もっと働け、活躍しろ。女性にはチャンスの風がふいている!」

「はい、頑張ります。育児も家事もほどほどにして。」

今の、私はこんな感じだ。

もともと仕事が好きで、自分の意志で仕事を続け、活躍を望んだ。

しかし、心のどこかで不協和音が響いている。

何か、踊らされている感じ。

 

「子育ても、家事もほどほどに」

この結果はどうなるのか、ふと考える。

このしわ寄せはいったい誰にいくのだろうか。子供だ。

子供を取り巻く環境は決してよくなっているとは言えない。

放課後、すし詰め状態の学童や放課後ひろばに放り込まれ、

有意義な放課後を過ごしているのか、疑問に思う。

 

「産めよ、働けよ、活躍しろ」と声高に叫ぶが、保育所の待機児童問題は解決していない。

我が家は、夫婦ともにフルタイムの管理職、私は同じ自治体に出生から住んでいる。

これでも待機児童という現実。

 

幸か不幸か、会社が企業内保育所を開設することになり、

1時間かけて都心まで親子通勤することになった。(現在進行中)

それも2歳までの期限付きで、3歳ジプシーの不安を抱える。

 

最近、気づいてしまった。

完璧を求めず、子育てや家事のあるべき姿にいかに目をつぶれるか、

これが仕事をしていくためのコツかもしれない、と。

 

つづく。