一本の木が
芽として地上に生まれ
大地から栄養と
雨の雫をを吸収し
上へ伸び
葉をつけ
光を浴び
もっと上へと
もっと外へと
枝をつけ
外の世界へと
模索を始める
旅を始めた木は
そして
他者と交わり
食べられ
与え
誰かのとまり木となりながら
さらに空を目指す
時に風に飛ばされ
枝を折られ幹をしならせ
それでも
春になれば葉をつけ
夏が来れば他の者達のために
大地に影を落とし
日差しから守り
そして
目一杯の生命力を
その世界に表現するんだ
あなたにはそんな力がある
あなたにもそんな力がある
いつしか
道に迷った
あなたはただ
それを忘れてしまっただけ
空気は一方通行じゃない
あっちにもこっちにも
上へも下へも
無限に広がっている
そろそろ気づいてもいい頃だよ
あなたは自由だ
誰かに
行く手を阻まれはしない
あなたが勝手に
そう思っているだけ
そう教え込まれただけ
失敗を恐れるな
萎縮するな
光はいつもそこに溢れている
吸おうと思えばそこには無限の空気もある
思い出して
思い出して
あなたはいつも守られている
貴方は愛に包まれている
勇気を出して
自分を表現しよう
形を気にする必要はない
あなたを表現しよう
表現した時あなたは
気がつくだろう
多くのものに
安らぎを与え
自分の実を分かち合い
全ての者達に愛されているという事実を
あなたは愛し愛されてる存在という事を
