片づけをしていると、自分の思い込み、謎の設定があったことに気づくことが増えた。


今日の記事、たぶん誤解を招くところもあると思う。


でも、私が気づいて残しておきたいことなので書きます。



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私、貧乏に憧れてました。



たぶん、本や映画を見ることが多いせいか、貧乏だった人が努力して、ミラクルが起きて、お金持ちになった、みたいな話をよく目にしてたからだと思う。


お金持ちになるには、一回貧乏を経験したほうがいいんだと思ってた、と気づいた。


バブルが弾けた頃、父親が単身赴任していたこともあって、母親がお金がないって言ってたのをよく耳にした。


だから、うちにはお金がないと思ってた。


でも、一軒家を建てるお金はあったし、その時に住んでいた茨城からよく家族で東京に遊びに来て、銀座で映画を観てお買い物、西麻布で焼肉が定番コースだった。


家族で東京に引っ越してからも、父親は一度早期退職して、ゴルフに行ったり、いつも遊んでた。


生まれた時からずっとお金はあって、本当は恵まれてた。


それなのに、貧乏から起死回生でお金持ちになりました、みたいなストーリーを見ては、お金持ちになるにはまず貧乏にならなきゃって刷り込んだ。


でも、私には貧乏になる方法がわからない。


ひとり暮らしをして遊ぶお金に困った派遣社員の頃、どうすれば手っ取り早く稼げるか考えてしまった。正社員にならないかとずっと言われてたから、その話を受けて正社員になって、簡単に年収が300万円以上も上がった。


貧乏になりそこねた。


稼ぐことのほうが簡単だった。


また貧乏になれない。一度貧乏を味わないと、お金持ちになれないのに。


お金持ちになりたいのに、まだ貧乏を経験してない、お金持ちになるのは、もっと貧乏になってからだ。


貧乏からお金持ちになったほうが、映画みたいなストーリーができあがって、かっこいいし!




↑アホすぎる。なにこのコント。




そもそも、貧乏になるのは難しい。


家賃や光熱費が払えなくなるよりも、お金を得ることは簡単だと思ってるから、貧乏になる前にどうにかしてしまう。


なんでお金持ちになるには、貧乏を経験しなきゃって思ったんだろう。


変な憧れ。


そんな憧れはいらないから、捨てました。



この気づき、たぶん私が大金持ちになった時に書いたほうがかっこいいんだろうけどね笑い泣き


私のアホすぎる設定、たぶん皆さんの中にもうっすらあると思う。


え、ない?


貧乏からお金持ちになったほうがかっこいいと思ってませんか?


だから今、貧乏やってませんか?笑