ある人が頭から離れない
一緒にいたい
胸が焦がれた
少女は恋を覚えた
手を繋ぎ
胸がいっぱいになる
これほど幸せな時はない
少女は愛を覚えた
繋がる感覚
自分が今一番求められている
あぁ これは とても気持ちがいい
少女は求めることを覚えた
離れていった
心に穴があいてしまったような
何かが乗っかっている
少女は絶望を覚えた
武器を持った
恋じゃない 愛じゃない
何かと戦おうとした
少女は足掻くことを覚えた
もうしばらく着ている制服を
少し恨んだ
少女は気付かなかった
随分前から抜けられない落とし穴に
深い深い落とし穴に落とされていたことを
少女は叫んだ
『いつになったら私は大人になるの!?』
大人の定義がまだわからない
はしごもロープもかけられない
こんな高い塔にどうやって登るのか
素手で傷だらけになりながら
ボロボロになってやっと
少女でなくなるのか
ふと周りを見渡した
同じような少女たちが足掻いていた
『一人じゃない』
少女は希望を覚えた