現代のビジネス界では、
次々と新しい手法や
トレンドが現れては、
消えていきます。

多くの人が、
その最新の波に
乗り遅れまいと、
情報収集に奔走しています。

しかし、歴史の年表を
少し紐解けば
明らかな事実があります。

一時の熱狂を生んだ
ブームの多くは、
数年を待たずして
跡形もなく消え去っている。

一方で、
数百年の時を超えて
残り続けるものも
確実に存在します。

その違いは、
「表層のテクニック」か
「深層の構造」か、
という点に尽きます。

流行を追いかけることは、
土台のない場所に
華やかな装飾を
施すようなものです。

一瞬の目を引くことは
できても、
環境の激変に耐える
強度は持ち合わせていません。

今、あなたが
手にしようとしているその情報は、
10年後も通用する
普遍性を持っているでしょうか。

それとも、
半年後には価値を失う
一過性のノイズでしょうか。

時代の変化に
翻弄されないためには、
新しいものを追う手を
一度止め、

いつの時代も変わることのない
「人間の本質」や「原理原則」という
堅牢な構造に
目を向けるべきです。

本質的なものほど、
派手さはなく、
静かにそこに在るものです。

氷室冴