メイちゃんと対面したすずは、ものすごい勢いでシャ~をした後、
ベッドの下に入ってしまい、その後もずっと唸ったまま出て
こなくなってしまいました。

一方メイちゃんは初めての家でも堂々としたもので、ソファに
もたれかかり、くつろいだ様子...まるで家にあげた途端彼氏ヅラ!?
てくらいのふてぶてしい態度...汗。

その後もすずはベッドの下から出てこず、ご飯もトイレもしない日が
続き...安易にメイちゃんを家に連れて来てしまったことを心の底から
後悔しました。
メイちゃんを元の場所に帰してしまいたい気持ちを必死に抑えながら、
とにかくすずの気持ちを和らげること、そして一刻も早くメイちゃんの
飼い主さんを探すことに全力を注ぎました。

猫の砂漠

メイちゃんが来てから1週間後、こんなに2匹の距離が近づきました...涙

メイちゃんの元の飼い主さん探しと平行して、新しい里親さんをネットで
呼びかけたりもしましたが、全く反応がなく、最後の望みとしてたのが、
地域で無料で配られている新聞。掲載された日の朝から、飼い主希望の
電話がじゃんじゃんなり、その反響にかなり戸惑いました。
やはり地方は地域の新聞が一番のようです。

メイちゃんの里親さんになりたいという方達とお話しし、そのうち
3人の方とお会いし、僭越ながら面接みたいなこともしました。
皆さんいい方たちでしたが、なんていうか...理屈じゃなく...
私はこの二人を引き合わすためにメイちゃんに出会ったのかな
と思ってしまうくらい結びつきを感じた方がいらっしゃいました。

その里親さんとは今ではお友達で、メイちゃんの写真や逸話?を
おもしろおかしく聞かせてくれます。



小学生に駅に置き去りにされたメイちゃんは、本来のお家に
帰れなくなってしまいましたが、その人懐っこさで、
近所の人気者になりました。

猫の砂漠

でも...昼間は子供達や駅のおばさんに可愛がってもらえるけど、
夜になると所在なさげに淋しそうにポツンとしています。
その姿を見る度に、なんとか元の飼い主さんの元に帰してあげたい!
という思いが強まりました。

私がしたことは
・警察署や市役所に迷い猫の届け出がないか聞く。なかったので、
 もし届け出があった場合は連絡してもらうように依頼
・猫の特徴を書いた写真入りのチラシを作り、動物病院・電柱・
近くのスーパーに貼らせてもらう
・迷い猫のサイトでの呼びかけ

猫の砂漠

しかし...残念ながらメイちゃんの元の飼い主さんはみつかりません。
季節は冬で夜の寒さは半端じゃなく...
駅から出てくる人を全速力で走ってついていくメイちゃん...
皆やさしい顔でなでてくれるけど、家まで入れてくれる人はいないようです。
夫と相談し、とりあえず家で保護して、元の飼い主さん&新しい飼い主さん
探しをしよう!ということに。

すぐに動物病院に連れて行き、病気や虫がいないか健康診断を
してもらいました。うちには先住猫のすずがいるため、一緒にできるか
どうか判断するためでしたが、虫はきちんと検査してくれましたが、あとは
見た目で大丈夫!って判断の先生だったので、危なかったなぁ...汗。
後日血液検査をしてもらい、病気がないことも判明したので、
結果オーライなんですが。

正直成猫(1歳くらい)だと、新しい飼い主さんをみつけるのはすごく難しいことが
わかっていたので、もし元の飼い主さんか新しい飼い主さんがみつからなかったら
家で飼うことも覚悟の上でした。

連れてきた当日はシャンプーをし、別の部屋で待機してもらい、翌日
すずと対面...。
すずは2年前まで他の猫と一緒に暮らしていたことがあるのと、おっとりのんびりした
性格なので、メイちゃんのこともすんなり受け入れてくれるだろうと考えていましたが、
本当に甘かったです...涙。




毎日どこかで殺処分される犬や猫たち。
その現状をこのままじゃいけないとわかっていても、自分は何もできない...と
思っている人が大多数なんじゃないかなと思います。

私もその一人で、センターや捨て猫たちを保護し里親さん募集を
されている方、障害を持つ子をペットに迎える方、動物を守る
活動をされている方...
こういう方々には、本当に頭の下がる思いです。

なので私はえらそうなことはなにひとつ言えませんが、
そんな私でも迷い猫だったメイちゃんを保護し、
素晴らしい飼い主さんに引き合わせることができた...
だから誰でもできるんだよ~ということを伝えていきたいと思っています。


猫の砂漠

家に来たばかりのメイちゃん。

11月の嵐の夜、雨の音に混じって「助けて~(猫語)」というSOSが聞こえました。
マンションのベランダに出て声の主を探すと、駅のスポットライトが当たる場所に
1匹の猫が『ぎゃ~!誰か私に気づいて~』って泣き叫んでいる。とっさに下に降り、
その場所に行くと、『あぁやっと出会えましたね~』と言わんばかりの、熱烈なスリスリが
半端じゃない...汗。首輪はしているけど、もしかしてお腹がすいてるのかな~と
ご飯と水を用意し、猫のもとに置いて家に帰りました。

その次の日から、その猫が鳴きながら人の後を走ってついていく姿をよくみかける
ようになり、人なつっこい猫だけど、どうしたのかなぁと気にかけていました。
その後駅のおばさんから、小学生がどこかから連れて来て、置いていちゃったらしい...と
聞き、え...そしたら飼い主さんの元に帰りたいんじゃ...と思い、それから私の飼い主さん
探しが始まりました。

多分メイちゃんがあれほど人懐っこく、しかも『私をどうにかして~!』って訴えてこなければ、
多分私は行動しなかったと思います。