僕はホラーが大好きです。
ホラーゲームもホラー映画も
都市伝説や心霊写真も大好きです。
ちょっと不謹慎ですが、
“未解決事件”とかでよくある不可解な怖さなんてのも好きでよく調べます。
ただし、僕は極度の怖がりでもあるのです。
そういったものを見たり聞いたりした日の夜はもう気が狂いそうになります。1人で風呂にも入れません
過去に戻れるなら、嬉々としてホラーに手を出そうとしている僕の胸ぐらを掴んでグーで殴りたいと思うくらいに後悔します。
しかし何度後悔しようとも翌日にはまた手を出しているのです。
そんなビビりの僕は、霊感など全くありません。
30年生きてきて、自身がリアルな心霊体験に遭遇した試しは一度もないのです。
ですが、
もしかしたら気づかないだけで、僕は渦中にいたのかもしれない
という事はありました。
6年〜7年前
地元である千葉県にいた頃。
駅近の、とある1Kのアパートで暮らしていました。
そこにはまる四年程住みました。
その間、僕は一度たりとも心霊現象に悩まされたということはありません。
しかし僕の周りの人々は
何かを感じたそうです。
僕の弟は、家が近いこともありちょくちょく部屋に来ていました。
一人暮らしも2年目に入るくらいの時
弟「…。」
弟「ねぇ」
僕「え？」
バタン
おぉい…
今まで黙ってたんなら墓場まで持ってけや！！
その日はしばらくコンビニに避難しました。
しかしラップ音と言われてみればそういう感じに聞こえはするけど、
“家鳴り” と言ってしまえばそれまでなわけで
実際、そう思ってたし…
パキッ とか ペキッ とかそれまで全く気にならなかったし、
考えたら大したことないわ
ということでこの件は僕の中ですぐ片付いたので帰りました。
その後1年程経った頃
当時付き合っていた彼女が僕の部屋に居候していました。
僕は昼間の工場勤務、彼女は夕方から朝まで仕事
彼女が仕事を終えて朝方、部屋に帰ってきて寝る頃
僕は起きて仕事に向かいます。
その日もいつも通り、ベッドに入る彼女に見送られて仕事へ
夕方、帰って一緒に夕飯を食べている時
僕「してないよ、なんで？」
彼女「一回戻ってきたじゃん」
僕「は？ 戻った？ 俺が？」
彼女が言うには、
僕が朝部屋を出た後しばらくして
ドアの鍵を開ける音がして目が覚めた
廊下を歩いてくる足音は急ぎ足で
彼女が首だけ起こして見ると
目の前のカウンターの前に、彼女に背を向けた状態の僕が立っていたという
当然気になった彼女は声をかけたが、僕は一切反応せず黙って立っていたらしい
そして彼女が起き上がろうかと思ったとき
僕はスタスタと玄関に向かい、何も言わずに外へ出たというのだ。
僕「はぁ？ 戻ってねー！おま…それ不審者…」
彼女「いや、完全にキミだから。作業着着て金髪後ろで束ねて」
僕「いやいやいや、寝ぼけてらっしゃるわ！」
彼女「無い、完全に覚醒してた」
僕は絶対戻っていない。 戻ったとして、それを忘れるはずもない。
彼女が僕を脅かしている？ それも経験上考え難い。
嘘をついている様子は無し
僕「えぇ…なにこれ…」
彼女「バイトいくわ」
僕はまたコンビニへ避難した。
未だに謎の事案である。
それ以外にも
遊びに来た友人に不可解な発言をされる事もたまにあった。
【不可解発言】
「なんか言った？」(誰も何も言ってないという)
「え？なになに？」(突然誰かが笑ったから。しかしその場は誰も笑っていないという)
「これセンサー？(ライト)」(センサーじゃない。だが一瞬ライトが点いたという)
「…ﾔﾊﾞｲﾓｳここで吐いてｲｲ?」(お酒をたくさん飲んだという)
もうあの部屋を出てから5年が経とうとしている。
先日、用事で地元へ帰ったときにアパート前を通ってみたら、
窓にカーテンが取り付けられていたので、今も誰か住んでるようだ。
僕自身は何を感じることも無かったが、
以降の住人はどうなのだろうか。
この部屋↓
終
なんだかこんな話で終わるのもあれなので、クラッシュバンディクー実況ボス戦の様子をダイジェストでどうぞ
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