離婚は子どもの為だった。

ただでさえ自分勝手な振る舞いが目に余る人だが、ふた回りも年下の女の子にうつつを抜かした父親を軽蔑して荒れてしまった。受験直前で子どもの人生狂わせてたまるか。離さないと。っておもった。

子どもの人生狂わせてたまるかの一心で。

実際、離婚して離した途端に落ち着いたし。


しかし、月日というのは薬になるばかりではなかった。子どものにとっては元どおり父親としてみられるようになったからいいのかもしれないが。

高校総体。最後の試合。学校最大のイベント。卒業式。父親に来て欲しいと言った。

あの人がくるなら行きたくない。
「お父さんに行ってもらうね」

毎日朝5時半から送り迎えして体が調子良ければ4時起き。体がきつくても遅くなれば片道30分以上かかるとこまで行き、試合着の洗濯に気を使い、きつくて弁当作れなければ1000円もお金を持たせ、私立の遠方の学校。優先してお金をかけて。


ほか二人の面倒も結構ある。

それでも、最後や最大のイベントに来て欲しいのは父親。

なんか。。虚しくなって来た。

決して見返りを期待していたわけではないが、最後の試合や卒業式の姿は見たかったな。。