愛の形色 | 時間は背伸びする

 

 

 

 

「本当の愛っていうのは何処にあるんだろう?」

僕はつけっぱなしのテレビを眺めながら呟いた

「こっちにきて。教えてあげる」

そういうと彼女はにっこりと笑って僕を胸で抱きしめた

「感じる?。私の心臓。ここから産まれるの」

深夜の部屋の中で彼女の鼓動は陽だまりのように温かく僕を包んだ