昨夜、チャンネルを動かす合間に見た8歳の男の子のドキュメンタリーです。

彼は唐津に住んでいる、ごく普通の男の子なんですが、すでに有名人です。

絵と文(物語)を描く絵本作家です。

途中から見ましたので、4作目の「フルーツコンテスト」という題の絵本の紹介からでした。

絵は色鉛筆で描かれてましたが、そこらへんのイラストレーターが真っ青になるような味のある

絵を描いていました。物語は単純明快な筋書きなんですが、テーマは自然保護と世界平和です。


司会:君は大きくなったら、絵本作家になりたいんですか?

A君:ううん、僕はね科学者になってタイムマシーンを発明したいんです。

司会:へー、何が好きなの?

A君:宇宙とか科学とか自然とか。。。アインシュタインとか。。。


 番組のコメンテーター達は、絵の上手さや、テーマの素晴らしさを褒めていました。


中の一人が「ノーベル賞なんかを受賞するような人の子供時代ってこんなんでしょうね」


まさに、ワタシもそう思いました。8歳ですが、料理屋を営むおばあちゃんと一緒に俳句の会へ


ついて行って、ちゃんと季語を使って大人顔負けの俳句もよんでいました。


ごく普通の家庭なんですが、会社員のお父さんと専業主婦のお母さんではなく、両親が商売を


しているようでした、なので普段かまってあげることができないので、とにかく寝る時に必ず


本を読み聞かせしていたということだけが、教育方針と言えばいえるでしょうか。


商売をしている家の子は、親も若いけど、忙しく必死で、だけど夢をもっている。


子供も育てているけど、自分自身の夢もある。おとうちゃんが夢に向かってる後姿も見ててくれ


みたいな、それは魚屋さんだろうが、パン屋さんだろうが、クリーニング店だろうが、学校を出


て一流会社に勤める夢とは違う夢をもったおとうさんなわけで、おかあさんもしかり。





 いつも読ませていただいているブログの中に、子育てブログがあります。


小さなお子さんを二人育てている真っ最中のまだ28歳のお母さんのブログです。


関係ないんですが、いつも読んでいます。素直な文章というより、赤裸々な体験談だから、引き込


まれます。いいお母さんになりたい、いい子に育てたいと誰もが思うんですが、そうはいかない。


自分を見ればわかります、いい子だったかな?お母さんが望むような大人になったかな?


お母さんにはならなかったけど、木の股から生まれた精霊ではなく、子育てられ経験は人並に


あるわけでして、関係ないんじゃなくて興味があるんです、この年になって始めて。


彼女のブログのサブタイトルは「母親業は世界で一番価値のある仕事」。。。。うんうんそうかも


な。ただ仕事じゃないよね。仕事は報酬があって仕事だし、いやならいつでも辞められる。


今日のブログのタイトル「揺籃は世界を動かす」


この言葉中国の偉い人・・・? やはり孔子かな?・・・論語の中にあったかもしれない?


 ツレとであったころ、まだ恋愛中の時に彼が教えてくれました。


青年期、父を知らないツレはちょっとどころか随分陰のある、猫背で無口な青年です。


デザイン会社の尊敬する先輩から、ある日「お前を見ていると母親が偲ばれる」と言われ


なんだか褒められたような気がしたと言ってました。


揺籃・・・つまりゆりかごの時、母親がどう子供に接したかでどんな大人になるかが決まる。


 世界を動かした、偉人達の揺籃期はどうだったか?


お乳をふくませて、オムツを替えて、夜も寝ないでだっこしたり、なだめたり自分の命と代えても


いいと神様と約束をしたりして大きくするのは、残念ながら父親ではなく母親です。


これはもうしょうがない、十ヶ月前後一心同体だったんですから。


 世界を動かす偉人にするも、NYのツインタワーを爆撃する人間にするも、その飛行機を操縦する


人になるも、すべて赤子を両手で抱きしめた母親の温もりから始まっていると言うのなら、それは


もう、価値ある仕事なんてもんじゃなく輪廻転生の善業を命がけで注ぎ込む母としての宿命だと


思わなければならないでしょう。


 なんて、母親になってない人の机上の空論ですが、百に一つの真実もあるかもしれない。


中国の偉い人の言葉ですから。





 ママ、偉いぞ。ワタシはちょっと変った女だけれど、おっぱいが大きくて、お料理が上手で


歌も上手い、その上、亭主のマッサージまでやっちゃう健気な妻になったよ。



「結婚する」


「ふーん、ママは勧められんなぁー」


ママが思ってたような女になったか、ならんかったか、どうやろな?


今のところな、飛行機で自爆する計画はない。