薄手ですけど、とっくりのセーター着てたら、ほんまおばさんみたいです。

その上からまだ毛糸のマフラーを巻いてます。寒がりです、そんで暑がりです。

でも、いい陽気やなと思っても、急に雨が降ったり、風がきつくなったり、わか

らない春です。



また、ここ最近ブログを徘徊しています。気に入ったら過去遡って全部読んでし

まうので、自分の更新やペタ返し、ピグのお庭の収穫も忘れて没頭してしまいます。

更新しないと、ブログのランキングはゴソット落ち込んでます、ブログを始める時

ジャンルを設定するようになっているので、「花とガーデニング」「のほほんブログ」

と二つ選びました。まあ、なんでもいいから一応こんなんのにしとこう。

見ると人気ジャンルのトップ3は

     日々のできごと。。。まあブログとしては妥当なジャンル

     気まぐれブログ。。。これもまた毎日更新できるかどうか

               確約できないし、都合のいいジャンル

     中学生ブログ。。。えーーー中学生? アメブロってそんなに

              中坊が多いの?

 ワタシこれ昨日知りました。ウカウカ見ていたので、それでジャンル一覧をズーと

見ていくと、まったり、とほほ、田舎暮らし、OLブログ、アラフォー、グルメ、写真・

カメラ。。。そんな中に混じって介護、闘病、ろくでなし、あらくれ、どん底とちょっと

マイナーな感じのするジャンルもありました。自虐ネタっぽいのもありました。



じつわ、昨日ワタシが3時間ほど費やして読みふけったブログのジャンルは「自叙伝」

内容は「親からの虐待」を赤裸々に綴ったブログでした。

或る日、ペタのお返しにある方のプロフィールを読みましたら、

「機能不全家族の中で育った一人娘で、人生題二の分岐点です。」

と書かれてありました。「機能不全家族」ならワタシの育った家庭も間違いなくそのタイプ

彼女のブログにそんなコメントを書いてふと見ると、「たとえ親に愛されなくても」と言う

ブログが彼女の読者になってるではありませんか?ちょっと気になる題名です。


そこから3時間その「たとえ親に愛されなくても」さんのブログを読みふけってしまいました。

テレビのニュースしか知らない世界でした、でもそういえば「24人のビリーミリガン」

と言う二重人格者の本を読んだことがありました、親からの虐待から逃げるために違う人格を

作って、それがなんと24人もの人格が一人の男に住み着いてしまうのです。

その後もその系統の本を何冊か図書館で借りて読んだ覚えがあります。

でも、それは海の向こうの話で、日本人にそんな多重人格という病を親の虐待で引き起こし

そのまま大人になっても呪縛から離れられない人がいるなんて。

彼女はワタシと同い年、ワタシの子供の頃を思い出し、そんな友達がクラスメートがいただ

ろおうか?彼女はどんな悲惨な生活にも自分を見失うことなく今現在平和に生活されている

ようです。もちろん彼女は自分の中に他の人格を作ることなく、たった一人で戦ってきました。

ブログを過去から順番に読めるようにリンクを貼ってらっしゃいました。

自身の過去を正直に書く、しかも不特定多数の面識のない人達の目に触れるブログに中で

楽しかったこと、ちょっぴり悲しかったこと、号泣したこと、感動したこと、愛したこと

書いて楽しい、読んで楽しいブログはあっちこっちに溢れています。

書けない、思い出したくない過去を呼び戻して書く作業はまた瘡蓋をめくって新しい血を

出さねばなりません。けっして癒えない傷口の新しい血はカツテの恐怖を蘇らせたことで

しょう。彼女のブログを途中でやめられなくなったのは書かれてある事件、あえて事件と

呼ばせていただきます。大人になった彼女が小さな彼女を励ますように描いている、いいえ

小説の世界ではありません、ノンフィクションです。ドキュメンタリィーです。

だから途中でコメントを入れながらどうしても途中下車できなかったんです。

彼女のけっしてぶれない底知れない力、説明のつかない粗野で無知なアル中の父との戦いと

恐怖ゆえに子供に無関心な母への絶望、全てを彼女の言葉で語っています。

 惹かれて読み進めていった大きな理由は内容だけではなく、彼女の卓越した文章力です。

えもすると、下卑たブログになってしまいそうな内容ですが、小さな彼女をいつしか応援

し、成長していく過程の中で、どうか幸せになってと祈りながら最後まで読ませていただ

きました。最後には「虐待からの脱却」と結ばれていました。書くことで、癒された部分

もあったとも書かれてありました。


ワタシにはまるっきり人事ではなかったんです。「機能不全な家庭の中の一人娘」と

して育ったワタシ、以前のブログで何度か書きましたが、母が実母から虐待を受けて

育った娘だったんです。娘を愛しているのにそれを素直に表現することができなかった

母でした。終生、結婚して子供を生んだことを後悔していました。

でも、痴呆症になって介護される人となった時「娘を産んでおいてよかった」と言って

くれたこと、最後の数年間母と娘として思い出を作れたことに子供の頃の他人行儀な母の

態度を理解できました。母へは1等賞の表彰状をあげるわけにはいきませんが素晴らしい

女の一生を送った先輩として感謝状を贈りたい。改めてそんな風に思わせてくれた大切な

ブログに出会いました。

母は幼い時に受けた実母からのいわれのない虐待の歴史をどうやって押し込めて生きて

きたのでしょうか?ワタシにはそんなことがあったことを一言も言わずに逝ってしまい

ました。もし生まれ変わることが出来たらうんと優しい母親になって母を可愛がって

育ててあげたい。輪廻を信じることにします。

でわ、今夜はこの辺で。