DOG&CATって言うんでしょうか、今日のお天気


あまりの激しさに、冷やしうどんを食べに行くのを諦めて正解


今時、雨漏りです。慌てました。二人慌て方が違います。


ワタシ、コンポをどけました。


ツレ、雑巾は?って  それは後でしょう。


まあ、この騒ぎは10分ほどで何とかなりました。


よって、本日オウチご飯です、純喫茶風ナポリタンです。

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   いつもの、やけくそな盛り付けです。


          お味は保障付き。






母の喫茶店1号店のヒット商品です、またワタシのおふくろの味でもあります。


このナポリタンや業務用カレー(生卵付き)を厨房でこしらえていたのが、


ワタシの教育係りでもある、アラフォーの文ちゃんです。


今日はナポリタンから文ちゃんのお話へリンクします。


    文ちゃんは高知県は土佐から散髪屋のお兄さんと駆け落ちして来ました。


    経緯は幼かったワタシにはわかりませんが、母は辛抱人と言ってました。


    トイレの神様の話以外はほとんど文ちゃんから教わりました。


    正に、教育係りです。



    お茶碗に付いたご飯粒はお茶をはって、みな食べなさいや



    シャツのたたみ方、雑巾の絞り方、お米の研ぎ方




    お風呂も真っ逆さまになって洗っていました。




    「お風呂やお便所や台所はそこの家の女の人の顔やけん」


    
    今思うとありがたい話です。



    最初の結婚失敗しましたが 唯一、お姑さんに褒められました。


    
    おっと脱線



    そんな、よー出来た文ちゃんでしたが、



    子供のワタシではなぐさめには到底ならないことが起きたんです。



    散髪屋のお兄さんが突然居なくなったんです。



    原因は文ちゃんも母もわかっているようでした。



    自分の部屋でじっとしてられなくて、立ち聞きです。



   「追いかけたらあかんよ、ここからがあんたのほんまの人生が始まるんやで



    あんたの考えたとおりに生きていけるんやで、今悲しゅうて、苦しゅうて、



    悔しいやろうけど、今の気持ちが宝物になるんやから、そこらへんの根性無しの



    女とあんたは違うねん、命がけで好きになったんやったら、離したり、子供のとこ



    へ返したり、子供のこと思わへんような男、人間とちゃう。」


  
    たぶんこんな風な内容だったと思います。


    この日を境に文ちゃんは暇になった夜にパーマ屋さんの


    お手伝いのようなことを始めました。



    ワタシが大学2回生の時、文ちゃんは母が給料天引きして貯めたお金で



    パーマ屋さんを開きました。



    文ちゃんは母が亡くなるまで、好物の文旦を毎年送ってくれました。






      肩書きもいらず 勲章もない
    

      人はそれぞれ はだかのままの心でもって


      礼節だけは わきまえて


      男も女も仕事をし


      男も女も恋をして


      ひとりひとりの幸せを


      ひとりひとりのねぎごとを


      心にそっと小さくもって


      一生かかって みずからのためにつくす



   大好きな久坂 葉子の詩の一節なんですが、ふっと今日思い出しました。