今日も暑くて何も考えられないので


  朝はドトールでモーニング



  昼は大好きなブログ「右とん平」さんのブログの中で



 「友人に冷麺をおごってもらった」と書かれてましたので



  よって、昼は冷麺を食べに



 「暑い時は冷麺、冷麺」と



 1年ぶりに食べて満足。


 
 ゆで卵ではなくて、錦糸卵、チャーシュウもさっぱりして 



 脂っこくなくて、お出汁は鰹出しレモンの風味がして



 豪華な海老なんかのってません。



   まあ、普通の冷麺なんですが、



   これがまた、ワタシのおかあちゃんの味なんです。



 

 「○○さん、お家からタクシーが来るからすぐ帰るように



  おばあちゃんが倒れたそうよ」



 「えーおばあちゃんがあ」



 ランドセルを背負って(いつも忘れて帰るくせに)



 タクシーに乗って帰ると母が待っていました。



 「あんたなあ、ええとこ行こおー」



 「おばあちゃんどないしたん?」



 「なんともあらへんがな、サーカスへ行くんや



   お客さんに切符2枚もろてん今日までや」



 まあ、母のことですからビックリはしません。




  それからの2時間は夢のようでした。


  サーカスももちろん驚きっぱなし、小さいおじちゃんが


  玉の上で踊ったり、ライオンが火の輪の中を潜ったり


  母もワタシも大騒ぎ


  嬉しい気持ちの中には母と二人っきりで過ごすことの


  なんとも言えない「甘えた」の気持ち


  
  興奮覚めやらぬ気持ちをかかえたまま


 「帰りにおいしいもん食べよ、何がええ?」



 もう食べたいもんなんか頭の中にありません



  おかあちゃんを独占している今だけで



  お腹いっぱい(今のワタシには考えられない)


  「冷麺」

 

  「はあー冷麺でええの?」



  どうして「冷麺」が口から出てきたか今考えてもわかりません。


  お店の近くのいつも行ってる中華のお店。


  結局二人で冷麺を食べて、母はお店へ


  ワタシは夕方ランドセルをしょって一人


  帰ったら文ちゃんがいてるだけ



  文ちゃんはお店の雑用やワタシのことを全部やってくれる



  いつも三角巾をかぶってるおばちゃんです。



  大人になって文ちゃんが



 「あのサーカスから帰ってきた日楽しかったはずやのに


  
  なんやシクシク泣いてたな、ママに叱られたんか?」


  
  叱られたんとちゃう、ママと一緒にいたかったんや



  冷麺はそんな味なんです。