・小野寺臀部点
腸骨稜に沿って下方約2~3㎝のところ。
この場所は、上殿皮神経支配領域で、脊髄分節は
坐骨神経と同じL5~S1なので、上腹部の内臓病変でも
反応がでます。反応点ではあっても、治療点とはなりにくい
ようです。消化器病診断に小野寺式圧診法を採用した
小野寺直助氏により発見。
小野寺臀点の圧痛をみることと上殿神経支配領域テストは
やっていることは同じです。治療を行う際は、全体像を把握
することが大切です。
・プグリシイ・アレグラ点(不容)
潰瘍患者、胆嚢症患者の3/5が陽性。
T6~T10の脊椎側点(背部兪穴→膈兪、肝兪、胆兪)と関係
があり、互いに一方の刺鍼で他方の圧痛が軽減されることが
確認されています。プア点が脊髄神経前枝(肋間神経)の反応、
脊椎側点(背部兪穴→膈兪、肝兪、胆兪)が後枝の反応です。
・左胃倉、巨闕、中脘、左梁門
・足三里、蘭尾、梁丘
これらの経穴は深腓骨神経(足三里、蘭尾)、大腿神経(梁丘)の
支配領域に位置しています。深腓骨神経、大腿神経を刺激する
ことで胃の蠕動運動に影響を与えます。
不容というツボは、胃のほぼ噴門部(入り口)にあり、
胃の受容能力の限界がこの位置にあるため、
このような名前が付いているんだそうです。
肝臓・胆嚢・胆道疾患の反応点は以下の通りです。
・モーバン点(小野寺胆石圧痛点)
右第12肋骨遊離部。
・沢田G点右第7肋間
右乳頭線より外方2~3㎝のところ。
・納点
右第1~第5肋間で胸骨付着部に近い肋軟骨部。
ほぼ腎経のラインで、ツボでいえば、彧中、神蔵、霊墟、
神封、歩廊。
作者によれば、これは手抜きではなく失敗で、
本当はもっと卵をフワッとさせたかったそうです。
こういうものは結構食べ過ぎます。
腹八分が胃腸を守り、またダイエットもそれが基本ね。