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新NISA(成長投資枠)を活用して、「全世界分散」かつ「毎月分配金(配当)」を受け取りたいというご要望ですね。

結論から申し上げますと、新NISA制度には「毎月分配型の投資信託は対象外」という厳格なルールがあります。そのため、1つの銘柄(投資信託)だけで毎月分配金を受け取ることはできません。

しかし、東証上場のETF(上場投資信託)を3つ組み合わせることで、実質的に「毎月分配」のポートフォリオを新NISAの非課税枠内で構築することが可能です。


1. 新NISAで「毎月分配」を実現する仕組み

新NISAの成長投資枠では、以下の条件を満たす銘柄のみ購入可能です。

  • 投資信託: 毎月分配型は不可(年1回、2回、4回、隔月などは可)。

  • ETF(上場投資信託): 分配頻度に関わらず、デリバティブなどの特殊なものを除き対象。

全世界に分散しつつ、配当を毎月得るには、「決算月が異なる3つの全世界株ETF」を組み合わせるのが王道です。


2. 全世界分散×毎月配当の組み合わせ例

以下の3つのETFは、すべて新NISA成長投資枠の対象であり、信託報酬(コスト)が安く、全世界の株式に分散投資するものです。

銘柄名(証券コード) 決算月(分配金が支払われる月) 特徴
MAXIS全世界株式(2559) 1月・7月 日本を含む全世界の株式に投資。業界最低水準の低コスト。
上場インデックス全世界株式(1554) 3月・9月 日本を除く全世界の株式に投資。
NEXT FUNDS 外国株式(2513) 5月・11月 日本を除く主要先進国の株式に投資。

[!NOTE]

上記を組み合わせると「1, 3, 5, 7, 9, 11月」の配当が得られます。残りの月(2, 4, 6, 8, 10, 12月)は、米国高配当株ETF(例:2236や1497など)を混ぜることで、完全に毎月のキャッシュフローを構築できます。


3. 注意点とアドバイス

  • 「全世界株」は高配当ではない: 全世界株式(オール・カントリー等)の配当利回りは通常 1.5%〜2.0% 程度です。「高配当」を重視される場合は、全世界株とは別に、米国高配当株ETF(VYM等)や日本株高配当ETF(1489等)を組み合わせる必要があります。

  • 投資信託の「自動解約」という裏技: どうしても1銘柄で管理したい場合、SBI証券や楽天証券にある「投資信託の定期売却サービス」を利用する方法があります。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を保有し、毎月一定額を自動で売却すれば、実質的に「毎月配当」と同じ使い勝手になります。この方法なら、分配金が出ない分、資産の成長効率(複利効果)も最大化できます。

資産を「取り崩しながら使う」のが目的であれば、ETFの組み合わせ、あるいは投資信託の定期売却サービスを検討してみてください。

新NISAの成長投資枠は年間240万円までですので、計画的な買い付けがポイントになりますね。