某サービスに加入しているので、最近、昔のドラマを見ている。
現在見ているのは『僕のヤバい妻』。昨年の今頃オープンになっているのを発見して以来、何度か見ている。
タイトルは気になっていたものの、ドラマを習慣的にみることがないので1度か2度、見ただけで終わっていたのだ。
伊藤英明と木村佳乃演じる望月夫婦が、お互いを破滅に追いやりあう(そして結局決着しない)内容で、どんでん返しがいくつかあるものの内容自体はそうひきつけられるものでもない。どんでん返しだって結構予想できちゃう程度。
伊藤英明の愛人役には相武紗季が宛がわれているのだが、こういうポジションに持ってこられる女の子にありがちな稚拙で無駄に張り詰めた余裕のない演技を毎回ご披露している。
それでも何度か見てしまうのは、ドラマで用いられている道具の類を見たくなるからだ。
親からの遺産数億という設定にある望月家の調度品の数々は美しく、家の中は隅々まで手入れが行き届いている。
室内とはいえ寒い時期だというのにノースリで過ごしている木村佳乃が作る食事はとにかくおいしそう。
ワインラックを背にアクアパッツァ、スペアリブ、色とりどりのサラダを赤ワインと共にいただきながら内心「死ね!」とつぶやく夫婦を見ていると、ドラマの楽しみ方には内容なんて二の次なんだなぁと(失礼ながら)しみじみと思えて来てしまう。
とはいいつつ、内容が面白かったドラマもあるにはある。
「カバチタレ」(フジ系列、2001年1月~3月)、「恋ノチカラ」(フジ系列、2002年1月~3月)、「Woman」(日テレ系列、2013年7月~9月)あたりがそうなのだが、「カバチタレ」で常盤貴子に「サカエダさん?!」と甲高い声でコールされていた深津絵里は我が家ではしばらくのあいだ役名のまま、「サカエダさん」と呼ばれていた。
「Woman」は夫を事故で失った満島ひかりが病を抱えながら娘、息子を1人で育てる母を演じており、自分の母とのこじれた関係を父の陰ながらの協力を得て良化しようとする、観ていて胃が痛くなるような展開ばかりのドラマだったけれど、きれいごとで埋め尽くされるよりも「生きてるとこういうことってあるよなぁ…」と随所で感じ入るエッセンスがちりばめられており、最後まで見切ってしまった。
「Woman」は小栗旬を満島ひかりの亡き夫役に当て、回想シーンでしか登場させないという徹底した小栗旬の無駄遣いっぷりも印象深い。
でも夫が亡くなった背景は満島ひかりのお母さんとの関連性がからんでいるので、小栗旬くらい見ている人の目を引いて印象を残せる人物を起用すべきだったんだろうなぁ。
満島ひかりつながりで「それでも、生きてゆく」(フジ系列、2011年7月~9月)も良かった。
子どもの頃に幼女を殺害した兄とその家族(被害者加害者両方)を描いたものだったけど、シーズン中盤にあった大竹しのぶ(被害者家族、殺害された女の子のお母さん)の、子供を死なせてしまった後悔を語る長科白は忘れられない。
真髄を見せる人は場所を選ばないんだなぁ。
最近面白いドラマに出会えていません。
オススメあったら、どうぞご教示ください。
(見ているヒマがあるのかという突っ込みはナシで…)
