メタボのような下腹部の腹水とは別に、上腹部にも歪な膨らみがあり、往診でのエコーで肝臓がかなり肥大していることが判明しました。
肝臓の肥大は、つまり転移した癌が大きくなっているということで、それを現すかのように、尋常ではない疲労感や倦怠感(=乳酸を解毒できていない)、内出血など怪我がいつまでも治らない(=血液凝固タンパクが合成できていない)、見当識障害やろれつが回らない時がある(アンモニアが解毒できていない=肝性脳症の可能性)、が父に起きています。
これだけ肝転移の存在感がありながら、大きな痛みはなお出ておらず。
改めて『沈黙の臓器』ならではの恐ろしさを感じます。
(緩和ケアとなった今は痛みが出ないことは救いでしかありませんが)
主に気づかせないように、ただ黙って、身を犠牲に限界まで働き続けて、こんなに大切で大変な役割を、他の臓器に分担させることもせずひとりで抱えこんで…
『そんな生き方、もうやめようよ!』
と、肝臓に言いたい。