先月から、以前ずっと家にいたインドネシア人のメイドちゃんが戻ってきてくれた。
もともと彼女は1年半ぐらい前に、赤ちゃんが産まれるということで辞めて、その後はパートでフィリピン人の子が来てくれていた。
しかし、なんと今度はその彼女が妊娠!
しかも41歳で!!

家で働くとオメデタになるのかしら?

前のメイドちゃんとはちょくちょく連絡を取っていて、彼女も無事元気な女の子を出産してそろそろ復帰を考えていたようだから、こういう展開になって「よかったらうちに戻ってくる?」と言うと、快諾してくれた。
もう家の仕事には慣れてて勝手がわかっているし、融通が効くから、いいと思ったのかもね。
フィリピン人の子が里帰りするまでの間、ビザの手配をして、健康診断など受けてもらって、ビザが降りるまで待機してもらっていた。赤ちゃんも実家のご両親に預けることになっていた。
その矢先、信じられないことが、、、。
「急に娘の嘔吐が止まらなくなったんです、それで今病院に来てるんです」
とある日メッセージが来た。
「赤ちゃんはよく胃腸炎になって吐いたりするからね、うちの子たちも赤ちゃんの頃はよく吐いたりお腹壊したりしたわよ。早く元気になるといいね!」
と返事をした2日後、その悲報は来た。
「娘は今日、逝きました、、、」
一瞬頭が真っ白になってしまって、何かの間違いか冗談であってほしいと何度も読み返した。
でも残念ながら本当だった。
嘔吐の原因は腸の異常だったらしく、 緊急手術に。小さな体はそのショックに耐えられなかった。
いつか娘を見せに来ます、と言っていた矢先だったのに。
あああ、こんなことは断じて起きてはならない、悪い夢であってほしい、神様、なぜ彼女が赤ちゃんがこんな目に、、、。彼女の悲しみは想像を絶するものだろう。
1人は命を授かったのに、1人の命が消えてしまうなんて、なんという皮肉なのだろう。
でも、そんなことになったのに、一人で家にいても娘を思い出して辛いし、精神的によくないから仕事をしたい、と家に戻ってきてくれることになった。
彼女は誰よりも働き者で、家の中はチリひとつないぐらいピカピカにしてくれる。何も言わなくても何でも家のことはわかっていて、全て安心して任せられる。
なんというか、今となっては家族のように大事な子だ。こんな大変なときに戻ってきてくれたとに深く感謝したい。
ありがとう、メイドちゃん、、、。