今日は娘の担任の先生に呼ばれて、朝一番で学校に。

 

何かトラブルでも?悪さでもしたのかしら?

 

とドキドキしながら行くと、もう一人、娘の学年統括の先生も出てきた。

 

なんかよっぽどひどいことをしたんだろうか、、、と構えてしまったが、話を聞くと、どうも娘が色々な面で自信がなく、自尊心がとても低いように感じたので心配になってお呼びした、と。

 

彼女が不必要にプレッシャーを感じていたり、どうせ私なんか、、、と思っているのが伝わってくる場面がちらほらあったので、早めに手を打たなければ、と思ったのだそうだ。

 

娘は、元来気性が激しく、なかなか気難しい子で、気分のムラも激しい。今はもう落ち着いたけれど、1,2年生の頃はお友達ともトラブルが多かった。それもあって、いい子でいなくては、というプレッシャーを常に感じているのは知っている。

 

実はとってもデリケートで臆病なのを、明るく振舞って隠しているのも知っている。

 

色んなことに不器用で、とっても勉強が出来るお兄ちゃんに引け目を感じていて、自信が持てないことも。

 

とにかく、先生方は娘のことが心配で、

 

「こんなに小さいうちから、自分にプレッシャーをかけることはいけないし、とにかく彼女が幸せで自信をたっぷり持てるように、教師陣全力でサポートしたいと思っています。とってもいい子だし、勉強だって全然心配ないし、もっともっと自信を持っていいと思うんです、、、!」

 

と、本当に心から、娘がハッピーになれるように、と考えてくださっていることがひしひしと伝わってきた。

 

あぁ、この学校に子どもたちを託してよかったな~、と思った。

 

色々と、賞があったり、ポイントがあったりして、競争も激しく、ちょっと面倒臭い、と先日書いたけれど、それはそうなんだけどにひひ、良いところを挙げるとすれば、とにかく、とってもケアがきめ細かい学校だということ。

 

あらゆる場面で生徒が可能性を伸ばせるように、自信を持てるように、と、先生方は毎日必死に考えて、ベストを尽くしていると思う。

 

内にこもらないように、健全な心身を育てられるように、と、とにかく体を動かしてスポーツをすることを奨励して、どんなことも興味があることはどんどん出来るように、とクラブ活動の選択肢も実に豊富だ。

 

クラスをレベル別に分けているのだって、それで優劣をつけるためではなく、あくまでもその生徒の能力に合った課題を与え、マイペースで自信を持って勉強に臨めるようにという配慮からだろう。

 

一番下のレベルのクラスからどうしても上がれないから、と親がすごく屈辱を感じて転校していった子がいたんだけど、まだ小学生で、これから伸びしろがたくさんあるのに、そんなことで一喜一憂するのは、ちょっと違うと思う。

 

シンガポールなどは、小さい頃からもっと過酷な競争にさらされる教育環境なわけだけど、教育熱心になるあまり、一番上のクラスに行くこと=学校に行く目的になってはいけないと思う。その子のペースで、しっかり勉強して、着実に前進できればいいと思うのだ。

 

とにかく、今日、先生方と話して、この学校は、生徒の自己実現を第一に考えている学校なんだ、ということがわかった。良い学校とは、そういう場であるべきだ。豪華な設備とか、テストの平均点が何点とか、大学の進学実績とか、評判とか、そういうことよりも何よりも大事なことだと思う。

 

こんなマレーシアのド田舎に、はるばる英国から進出してきて、このような良い学校を建ててくださって、、、有り難いことです。

 

学費は高くってホントに大変だけど、、、あせる お財布が許す限りは、頑張ることにしよう。

 

そして、娘ともっと向き合って、ハッピーになれるよう精一杯サポートしてあげなくては。