といざらすが、ついにチャプター11、破産申請しましたね!
早速子供たちに
「といざらす、潰れちゃったよ!」
と言うと、
「えーっ!」
「オーマイガッ!」
とキョトンとしつつ、
「じゃあ、もうトイザラスのお店閉なくなっちゃうの!?もうおもちゃ買えないの?」
と、まだおもちゃが大好きな娘は、かなり動揺してました。
お店はこれまで通り営業して、その間に50億ドルにも及ぶ膨大な負債の処理に取り掛かるらしいので、いきなり世の中からトイザラズが消えるわけではないようで、それを聞いて安心しておりました。
マレーシアなんか、アマゾンもないし、オンラインで何か買っても到着にすっごい時間がかかるので、やっぱりまだまだ店舗で買うし、トイザラスなくなったら、おもちゃを買うお店もなくなってしまって、それはそれで困る。
「どうしてトイザラスが倒産したかわかる?」
と聞くと、
「あ、知ってる。アマゾンのせいでしょ?みんなアマゾンで何でも買うからでしょ?」
と息子。
よくわかってるじゃん!
「そうだよ。今、アメリカではどんどんショッピングモールが廃墟になってるの。それもみんなアマゾンのせい。誰もお店まで買い物に行かなくなっちゃった。」
「なんだかかわいそうだね、、、誰も来ないなんて、、、トイザラスもかわいそう、、、」
と涙ぐむ娘。
「でも、信じられない。あんなに大きいおもちゃ屋さんがつぶれちゃうなんて!ねえ、ほかに潰れちゃった大会社ってどんなのがあるの?パンナム以外に?」
と息子。
なんでまたパンナムなんて思い浮かんだのだろう(笑)。
「うーん、たとえば、ブロックバスターとか、コダックとかね。知ってる?」
「ブロックバスター?映画の名前でしょ?(それはゴーストバスターズ)。コダックって何?知らない。」
ブロックバスターがレンタルビデオ屋さんで、コダックがフィルムメーカーだったことを説明しながら、ほんと、時代は変わったなぁ、、、と実感した。
学生時代、写真にハマっていて、暗室に入って、銀塩フィルムを現像して、自分で写真を焼いていた。
現像液のすっぱい匂い。暗室の赤い電気。
そんなものを思い出しながら、フィルムで写真を撮るプロセスを説明したけど、いやー、私って、すごい昔の人なんだな、、、とシーラカンスになった気分でした。(笑)
子供たちには、さっぱりちんぷんかんぷん。
Netflixで映画やアニメを見て、写真といえば携帯やアイパッドで撮ることしか知らない彼らには、ビデオテープとかフィルムというものの存在事体が、摩訶不思議なのだ。
ブロックバスターもコダックも、デジタル化の波に乗り遅れたおかげで倒産したわけだけど、それはトイザラスも然り。
「わかる?コンピュータが人間の仕事を奪っちゃうんだよ。だから、あなたたちは、機械に奪われない仕事をしないとね!」
「でも、コンピュータだって、人間の仕事やりたくないって言うかもしれないよ?人間のために働きたくないぞ、って。」
うぅ、なかなか鋭い!
「そうね。そうなったら怖いね。人間より知恵がついたら。コンピュータは人間と違って決してミスを犯さないからね。敵に回したら怖い存在よね。」
「大丈夫だよ、だって、もしコンピュータが人間に反撃したら、人間が電源を切っちゃえばいいんだから。」
と息子。
うーん、それって、映画・マトリックスみたいな展開だな、、、、と思いながら、
私に孫ができる頃には、ロボットが人間に反逆するような、そんな映画のような事件が現実になってるかも、、、とちょっぴり怖くなりました。
願わくは、そうなりませんように!