とっても悲しいお話、、、。
私のコンパウンドに住む、オーストラリア人ファミリーのお父さんと4歳の息子さんが、昨日近所の幹線道路を運転中事故にあい、お亡くなりになりました。
当時大雨だったようで、おそらくスリップしたのでしょう。中央分離帯のフェンスに激突し、衝撃で車は分離帯を飛び越え、反対車線へ横転。
そこに対抗して走って来たミニバンと衝突。
本当に一瞬のことだったのだと思います。
話によると、男の子は前の席に座っていたそうです。
父子はトヨタのピックアップトラックに乗っていましたが、後部座席がない2ドアタイプのトラックだったのかもしれません。
新聞に写真が出ていたけど、車は目も当てられない様子でした。
ミニバンは、前方はめちゃめちゃになっていたものの、乗っていた人たちは無事でした。
一瞬で愛するご主人と息子さんを失い、1人残されてしまった奥様の気持ちを思うと、どうにも遣る瀬無くて、身につまされる思いです。
こんなことは絶対あってはならないと思う。
本当に、人生何がどうなるかわかりません。
愛する家族とは喧嘩などせず、いつでも温かく、せいいっぱいの愛を持って接しなくては。
この悲しいニュースを聞いて、有志が「何か彼女のために出来ることをしてあげよう」とFacebookで住民に声をかけ、ミール・トレインをする運びとなりました。
ご家族や親せき、友人の方々が早速今日から駆けつけることでしょうが、皆さんのために料理を作ってあげよう、というものです。
毎日交代で、誰かが夕食やランチを人数分作って持ってきてあげるのです。
だって、こんなときに、奥様はお料理なんかできるはずもないし、かと言って外食にも行きたくないでしょう。
近所のスーパーにだって、行けないと思うし、車を運転すること、外に出ることすら、辛いと思うんです。
はっきり言って、何もできないと思う。
眠ったら、もう目覚めたくない。朝が来るのが怖い。そんな心境でしょう。
それでも体に鞭を打って、葬儀などやるべきことをやり遂げるだけで精一杯でしょう。
だから、誰かが食事のケアをしてくれるって、本当に有難いことですよね。
ローカルの人ももちろん、色々な国の住民がボランティアして、中華料理やインド料理、ドイツ料理、パスタやローストチキンなど持ってきてあげることになりました。
掃除、洗濯、買い物、なんでもやるよ!
親戚の皆さんの泊まる部屋が必要だったら、うちの空いてる部屋使って!
犬の散歩もするよ!
どんなことでも手伝うから声かけてよ!
と、こんなときこそ、一致団結です。
あぁ~、みんな、なんて優しいんだろう、、、 と感動しました。
私も何か持って行ってあげたいけれど、もう既に枠が埋まってしまったようです。
どうかどうか、奥様が一日も早く癒されますように。
そしてあまりにも急に旅立ってしまったお二人のご冥福を祈ります。