子供たちをデジタルデトックスすることにしました。
学校と宿題で使う以外、アイパッドもパソコンも一切禁止。

試しに5月いっぱいまでやってみます。
なぜこの決断に至ったか。
今日、朝からゲームの順番を巡って、兄妹で大喧嘩してたんです。そうでなくとも、最近喧嘩ばかりの2人。きちんとしたコミュニケーションが取れず、すごくキレやすく、せっかちになっているのに気付きました。
うちは平日はゲームをやらせませんが、YouTubeを見るくらいなら、とiPadは自由に使わせていました。でも、とにかくちょっと時間があると、すぐiPad。ソファーに座ってずーっとYouTube。最近はヘッドフォンをしてYouTube見てるから、呼んでも返事をしないし、宿題やお風呂や食事など、基本的なことが全て「あとちょっと!待って!」と後回しになる。どこかに出かけても、すぐ私のスマホで遊びたがる。
このままではダメだ!
きちんと家族とのコミュニケーションも取れず、集中力も欠如して、デジタル中毒になってる子供たちを見てて、非常に危機感を感じました。

今までは、そんな極端に禁止しなくても、デバイスを使う日時を制限するぐらいでいいかな、と思っていましたが、中途半端はダメですね。週末だけ、とか、1週間だけ、とかもダメ。完全に1ヶ月ぐらいデトックスして、空いた時間を何かもっと楽しく有意義なことに使うという経験をしっかりさせないと、本当の効果を実感できないと思うのです。
学校で使うからと、今時の子は小さい頃からアイパッドやパソコンを与えられ育っているわけですが、iPad世代の子どもたちは、"Instant gratification" (すぐ得られる喜び、刺激)ばかり追い求めるようになってしまい、集中力や我慢、健全なコミュニケーションができなくなっているという現象が、世界中で問題になっていますが、本当に深刻だと思います。
私はSNSも、あまり早いうちからやらせないほうがいいと思ってます。大学生ぐらいになってからやればいいと。人のFB投稿を見て、コンプレックスや劣等感を持ったり、焦りを感じたり、”いいね”の数を競い合ったりするようになってほしくない。まだ心が弱い思春期って、そういうことに簡単に影響されてしまうから。
はっきり言って、7歳やそこらからiPadを子供たちに与えた学校にも、不満を感じています。子供の脳には、デジタル機器という”おもちゃ”は刺激が強すぎて、大人がしっかり管理しなければ、節度を持った使い方はできない。インターなどは、みんな小学校からiPadが当たり前になってきていますが、私は中学生ぐらいになって、もう少し分別のわかる年頃になってからでも充分じゃないかと思うんですよね。
子供は外で体を使って元気に遊ぶべきだし、ゲームじゃなくて、自分で遊びを考えたり本を読んだりして、想像力を使うことのほうが、うんと楽しいはずなんです。
古いカタブツみたいな考えかもしれない。今の時代、テクノロジーに強くなければ生き残れないのかもしれない。でも、タブレットで色んなアプリが使えたり、パソコンで上手にプレゼンができたりするより、子供には、もっと大事なことがあると思うんですね。
それに、ネット上には、得体の知れない変人・変態や、何の根拠もない神話、ガセネタが溢れ返っていて、危険いっぱいの場所です。そんな場所、まだ、誰が、何が、正しいか間違っているかの判断はできない子どもが入り浸るなんて、よく考えたらすごく怖い。
だから、親がしっかり危険から子どもを守ってやらなくては、、、!
ということで、今日は一切アイパッド使わせませんでしたが、YouTubeが見なくて暇だから、何かやることない?と、娘は洗濯や片付け、掃除をたくさん手伝ってくれました。ついでに2人に庭と家の前の道路の落ち葉掃除もお願いしちゃった。😆
ゲームの順番で喧嘩することもなく、ジェンガで遊んだり、兄妹仲良くプールで元気いっぱい泳ぎ、真っ暗になるまで仲良くはしゃいでいました。
ヘッドフォンをしてYouTubeやゲームに没頭するかわりに、体を動かし、会話やコミュニケーションがしっかりできる。なんて健全な一日!
すごく生産的でハッピーな一日だった、と娘は言ってましたが、その通りです。
きっと隙あらば、ちょっとだけお願い!とiPadを使いたいとせっついてくるでしょうが、心を鬼にして、デトックスです。
どうしても暇なときのために、良い本をたくさん買ってあげたり、良い映画に連れてってあげるほうが、よっぽどいい。
私もスマホやパソコンは子供たちが寝るまでは見ないようします。
とりあえず1ヶ月やってみて、どんな良い変化起きるか観察してみます。