最近、ジョホールでもだいぶUberが普及してきている。
我が家も、先月からメイドちゃんに買い物行ってもらう時やプレイデートの送り迎えに利用しrたり、この前は夫が車を修理に出してきた帰りに使ったけど、ホントに素晴らしい。
公共交通機関が全くダメなジョホールでは車は必需品。でも、メイドちゃんに車を運転させるわけにも行かないから、買い物に行ってもらう際は、タクシーを呼んでいた。
しかし、ジョホールのタクシーって、、呼んでも大抵出払っていて待てど暮らせど来なくて、ほんとに役に立たないし、けっこう高い。
それに比べてUberは、、、大抵、10分も待てばアプリで予約した車がちゃんと来てくれて、車体もオンボロのタクシーに比べたら個人所有の車なのでキレイだし、その上料金がタクシーの半額以下!我が家からブキインダのイーオンまで、たったの10リンギットで行けるのだ。
予約すると、GPSで車の現在地が表示され、家に着くまでリアルタイムでトラッキングできる。目的に行く間もずっとGPSで追跡され、後からちゃんと、わざと遠回りしてないかなどルートがチェックできる。
支払いを済ませると、レシートが自動的にメールで届いて、走行距離など料金の内訳も丁寧に出ている。
そして最後にドライバーを5段階評価するんだけど、この評価が悪いと登録が自動的に抹消される仕組みになっているから、評価の高い優良ドライバーだけが残るのだ。外国人とわかれば、料金をふっかけてきたりする悪質な運転手も多いタクシーより、よっぽどフェアでシビアで公明正大なシステムだ。
こんな最強サービスが出来たら、タクシーの存在意義って全然無いよね!
これからどんどんUberが普及したら、そのうち潰れちゃうんじゃないか、ジョホールのタクシー会社?
おかげで、メイドちゃんに毎週買い物に行ってもらえるようになって、私が貴重な週末にイーオンに行って駐車スポット争奪戦やレジの大行列で神経と体力を擦り減らすこともなくなったし、ちょっと子供を歯医者に連れてってもらいたい、プレイデートに迎えに行ってほしい、ってときも、気軽にお願いできるようになった。10リンギで大抵のところは行けるんだから、万々歳だ。
ちょっとした外出なら、私だって利用したい。自分で運転すると疲れるし、外出先でお酒を飲んでも安心して帰ってこれるし。
シンガポールでも最近はタクシーがガラガラらしいけど、Uberの影響らしい。シンガポールも、ほんとに屈辱的なくらいタクシーが必要な時に来なくて、それはそれはストレスが溜まったものだ。手を挙げてもタクシーが停まってくれない。やっと停まったと思ったら、「その方向には行かない」と乗車拒否される。アプリや電話で予約しても忙しい時間帯は全くつかまらない。どれだけ苦渋を飲まされたことか!(笑)
シンガポールは公共交通機関が発達してるといっても、まだまだ東京並みではない。地下鉄の駅まではけっこう歩くし、暑い中バスを何分も待って、やっと来たと思っても満員で乗れなかったり。スーパーの宅配サービスやオンラインスーパーも日本ほど普及していないから、買い物に行けば大量の重い買い物袋を持って、ひたすらタクシー待ち。私がジョホールに引っ越した一因も、このアシが無いという大きなストレスだった。
でもそんな状況も、きっとUberドライバーの増加でだいぶ解消されているんじゃないかな?ふふふ、ざまみろ、タクシー!と言ってやりたい。
日本では、一応Uberはあるけど、タクシー会社と提供して、ただのタクシー配車アプリとしての価値しかなく、Uberの醍醐味である一般市民が自家用車を運転して白タクサービスを展開するUber Xは無い。導入しようと試みたけど、それこそゲリラ戦でも起きそうな勢いでタクシー会社の大ブーイングにあったらしい(笑)。それで今は配車アプリの地位に甘んじているわけだけど、もしUber Xも解禁されたら、タクシー業界は大変なことになるだろうな、、、。
産業を守ることも大事だとは思うけど、だいたい、人がどんな手段で移動しようが、その人の勝手で、誰かがちょっと空いてる時間に車に乗っけてくれるならとっても助かるわけで、政府がその自由を奪い、邪魔する権利は無いと思うんだけどね。
それに、近い未来、無人運転車が普及したら、タクシーの運転手という職業事体がなくなって、アプリで手配した無人の車が街を徘徊し、人々を乗せたり降ろしたりするようになるだろう。
ま、なんでもいいけど、車が無いと何にもできないマレーシアでUber Xが禁止されていないのは、本当に有難いことだ。
Uberを作った人は本当にエライと思う。世界中で爆発的に広がり、今や企業価値数兆円規模にまで成長しているそうだけど、納得だ。
ありがとう、Uber! と声を大にして言いたい。