かねてからチラホラ噂はありましたが、マイクロソフトが、イスカンダルにデータセンターを設立するという話がいよいよ本格化の気配です。

Johor poised to be second data centre hub

まだマレーシア政府とマイクロソフトから公式の発表はなく、あくまでも両者間で「協議が続けられいる」という段階のようではありますが、記事によると、このデータセンター設立によるマイクロソフトの投資総額は50億リンギット(USD$1.5 billionぐらい!?)にもなるそうで、かなりの規模であることが想像できます。

1000億円規模ってことですよね!?マレーシアでbillion dollar project!?ほんとにそんな金額なのかな?ゼロの数間違えてない?ちょっと信ぴょう性が怪しいですが本当だったら凄い額です。

マレーシア政府は、当初はITハブであるプトラジャヤに積極的に誘致していましたが、マイクロソフトはイスカンダルへの投資に意欲的だったそうです。シンガポールに近いというメリットが大きかったようですね。

センターの場所は、セナイ空港近くのKulaijayaというエリアを予定しているようです。

私もこの噂は前々から聞いていて、センター建設にあたって既に土地も購入していて、ゼネコンの入札なども水面下で進められていたのは知っていましたが、ここに来て話が表に出てきたということで、やはりマイクロソフト、本気なのでしょう。

既に、中国のHuaweiのMedini進出も決まっていますが、マイクロソフトほどの大物の世界的大企業がイスカンダルに参入すれば、その波及効果はかなり大きいと予想します。


最近は、Medini Iskandarも、レジデンスの開発は当面一休みして、オフィスなどの商業施設の開発に本腰を入れ、企業誘致に専念すると発表してます。

Medini Iskandar to focus on commercial projects

ここで特に印象的なのが、「オフィススペースは売らず、賃貸のみにしてテナントを厳選。グレードAの企業に入居してもらうのが狙い」ということです。誰でも来てくれれば歓迎、ではなく、参入者を厳選している、選ぶ立場にいるわけですね。

“All these buildings are developed for rental income. We are not selling any of the space as we want to control the tenant mix. We want to encourage the Grade A names to come and set up office here. ”

まあ、ヌサジャヤ地区が国際的メトロポリスとして稼働するのはまだ先でしょうが、その青写真は既に描けているようです。


そういえば、日本の東京理科大学もエデュシティーにキャンパス設立を検討中というニュースも入ってきましたね!

Japanese Universities Keen on Malaysia


うーん、5年ぐらい経ったとき、イスカンダルがどうなっているのか、、、楽しみですね!


注) 調べてみたところ、やはり50億リンギットというのはマイクロソフト単独の投資ではなく、Kulaijayaなど周辺の進出を検討中の企業などの投資額も含めた金額みたいですね。マイクロソフト単独ではどうやら10億リンギット、約300億円のようで、まあそれぐらいが妥当ですよね?真相は正式会見でわかることでしょう。