昨日、通勤事情について書きましたが、シンガポールとマレーシア間で、通行料、入国税の値上げ合戦が続いており、シンガポールはちょっとたじろいでいるようです。
https://sg.news.yahoo.com/singapore-seeks-discussion-with-malaysia-on-causeway-tolls-073348991.html
そもそも、この問題、8月からシンガポールがマレーシアの入国税をそれまでの20ドルから35ドルに値上げしたことがきっかけで始まりました。
急にこんなにドラスティックな値上げをしたものだから、温厚だったマレーシアも対抗措置に出て、まずはJBのコーズウェイリンクの通行料を、これまでの2.9リンギから、なんと16.5リンギに値上げ。
さらに、来年からは、シンガポール車に対しても、シンガポールと同じようにVEP(Vehicle Entry Permit)を課金すると発表。この金額は今の噂では50リンギットと言われています。
すると今度はシンガポールは、
「マレーシアがコーズウェイの通行料を上げたから、シンガポール側の通行料も同じ金額に上げざるを得ない
」
と発表。
この値上げのロジックは、マレーシアのみが値上げして、シンガポールが現状維持すると、マレーシアはもっと値上げするかもしれない。でも、シンガポールがすぐに同じ価格に値上げするという措置を取れば、それ以上は値上げできない。だから、皆が得するために、シンガポールも値上げせざるを得ない、ということです。
さっぱりわからないロジックなんですけど、、、
シンガポールの言い分は、
- これ以上両国の者に負担をかけないためにも、なんとか話し合って通行料の値上げ以外の方法が無いのか、マレーシアに考え直してもらいたい。
- マレーシアは急に何の予告もなくコーズウェイの通行料を値上げして、こちらが真否を問い合わせても何の返事もなかった。
- シンガポール車にかけられるというVEPについても、具体的にいつから、いくら課金するのか、マレーシア側から何の報告も相談もない。
何とかマレーシアに値上げをさせず解決したいと考えているようです。
でも、、、、これってどうなの、、、
そもそも、シンガポールがVEPを75%も値上げしたところからすべて始まっているわけですよね。
マレーシアから何の予告も相談もなかった、って言うけど、、シンガポールはVEPを値上げする際、何一つマレーシアに相談もしてないし、一か月前に急に一方的に通告しただけ。
それなのに、だんまりを決め込んでいるマレーシアが悪者、みたいな言い方はどうなんでしょう。
マレーシアは通行料を上げるな、VEPも徴収するな、でも自分たちはVEP値上げする、って筋が通ってません、、、。
マレーシアにしてみれば
「お前が勝手に相談もなく値上げしたんだろ、だったらオイラもお前の都合を無視して値上げするぞ!
」
ってところでしょう。
どっちもどっちな、子供みたいな喧嘩ですけどね、、、。
マレーシアは今のところまったくシンガポールの問いかけに応じる気はなさそうなんで、シンガポールはなかなか困っていると思います。
通行料が上がった上に、もしマレーシアが対抗してVEPを課金するようになったら、シンガポール国民やビジネスコミュニティーからのブーイングが必至ですからね。
私が思おうに、VEPについては、段階的に、まず20ドルから25ドルぐらいに上げて、一番混むラッシュアワーに4人以上車に乗っていれば無料とか半額とか、アメリカのカープールレーンみたいな制度を導入すればかなり交通量も緩和される思うのですが。何も急に75%も上げなくっても、、、。
それに「通行料の値上げ以外の方法が無いのか、マレーシアに考え直してもらいたい」っていうけど、はっきり言って渋滞してるのは90%シンガポール側のイミグレーションなんですよね。
まずは自分たちの通関をもっと早くするシステムを考えるなり、イミグレーションのブースを増やすなりしてほしいなと思います。
まあ、渋滞しない今の状況はうれしい限りですが、コストはやっぱり痛いです。
この喧嘩の結末、目が離せないです。
https://sg.news.yahoo.com/singapore-seeks-discussion-with-malaysia-on-causeway-tolls-073348991.html
そもそも、この問題、8月からシンガポールがマレーシアの入国税をそれまでの20ドルから35ドルに値上げしたことがきっかけで始まりました。

急にこんなにドラスティックな値上げをしたものだから、温厚だったマレーシアも対抗措置に出て、まずはJBのコーズウェイリンクの通行料を、これまでの2.9リンギから、なんと16.5リンギに値上げ。

さらに、来年からは、シンガポール車に対しても、シンガポールと同じようにVEP(Vehicle Entry Permit)を課金すると発表。この金額は今の噂では50リンギットと言われています。
すると今度はシンガポールは、
「マレーシアがコーズウェイの通行料を上げたから、シンガポール側の通行料も同じ金額に上げざるを得ない

と発表。
この値上げのロジックは、マレーシアのみが値上げして、シンガポールが現状維持すると、マレーシアはもっと値上げするかもしれない。でも、シンガポールがすぐに同じ価格に値上げするという措置を取れば、それ以上は値上げできない。だから、皆が得するために、シンガポールも値上げせざるを得ない、ということです。
さっぱりわからないロジックなんですけど、、、

シンガポールの言い分は、
- これ以上両国の者に負担をかけないためにも、なんとか話し合って通行料の値上げ以外の方法が無いのか、マレーシアに考え直してもらいたい。
- マレーシアは急に何の予告もなくコーズウェイの通行料を値上げして、こちらが真否を問い合わせても何の返事もなかった。
- シンガポール車にかけられるというVEPについても、具体的にいつから、いくら課金するのか、マレーシア側から何の報告も相談もない。
何とかマレーシアに値上げをさせず解決したいと考えているようです。
でも、、、、これってどうなの、、、
そもそも、シンガポールがVEPを75%も値上げしたところからすべて始まっているわけですよね。
マレーシアから何の予告も相談もなかった、って言うけど、、シンガポールはVEPを値上げする際、何一つマレーシアに相談もしてないし、一か月前に急に一方的に通告しただけ。
それなのに、だんまりを決め込んでいるマレーシアが悪者、みたいな言い方はどうなんでしょう。
マレーシアは通行料を上げるな、VEPも徴収するな、でも自分たちはVEP値上げする、って筋が通ってません、、、。
マレーシアにしてみれば
「お前が勝手に相談もなく値上げしたんだろ、だったらオイラもお前の都合を無視して値上げするぞ!

ってところでしょう。
どっちもどっちな、子供みたいな喧嘩ですけどね、、、。
マレーシアは今のところまったくシンガポールの問いかけに応じる気はなさそうなんで、シンガポールはなかなか困っていると思います。
通行料が上がった上に、もしマレーシアが対抗してVEPを課金するようになったら、シンガポール国民やビジネスコミュニティーからのブーイングが必至ですからね。
私が思おうに、VEPについては、段階的に、まず20ドルから25ドルぐらいに上げて、一番混むラッシュアワーに4人以上車に乗っていれば無料とか半額とか、アメリカのカープールレーンみたいな制度を導入すればかなり交通量も緩和される思うのですが。何も急に75%も上げなくっても、、、。
それに「通行料の値上げ以外の方法が無いのか、マレーシアに考え直してもらいたい」っていうけど、はっきり言って渋滞してるのは90%シンガポール側のイミグレーションなんですよね。
まずは自分たちの通関をもっと早くするシステムを考えるなり、イミグレーションのブースを増やすなりしてほしいなと思います。

まあ、渋滞しない今の状況はうれしい限りですが、コストはやっぱり痛いです。
この喧嘩の結末、目が離せないです。
