昨日は、夫と一緒にジョホールバルまで行って、いよいよ銀行の融資の契約書にサインしてきました!
何十枚もサインして、サインするだけで1時間ぐらいかかった!
でも、これで一応完了です。あー、ついに住宅ローンを背負ってしまったわ、、、!
良かったのか、過ちだったのか、わかりませんが、、、今のヌサジャヤの不動産上昇トレンドを見てると、とりあえずよかったのかな、と思っています。
そして、行ったついでに、学校を見学してきました。マルボロカレッジの隣にできる、ラッフルズアメリカンスクールね。
来年8月に45エーカーの敷地に大きなキャンパスができますが、今は仮校舎で生徒は20人ぐらい。とてもアットホームな雰囲気でした。
新しくできる校舎、手がけるのはニューヨークのSkidmore, Owing and Merrillという世界的に有名な建築会社で、とにかくオシャレでかっこいいのよー!

マルボロの半分の敷地とはいえ、施設は充分豪華で、どんなこともできる環境です。
アメリカンスクールだから、テクノロジー&コネクティビティーにはだいぶ力を入れると思われる。
プラネタリウムがあったり、できるだけ山林を残していて、自然を壊さないというコンセプトも素敵!
さて、そんなこちらの学校。
アドミッションの方が1時間半もかけて案内してくれて、ひとつひとつ教室を回って、どういう教育を目指しているのか、じっくり説明してくれました。
ここではProblem Solving, Communication, Character/Interpersonal, Research という4つのスキルを鍛えることを目標としていて、なぜそうなるのか、を探求し、それを実生活でどう応用するのかを教えるのですって。
教科書通りの模範的授業はせず、生徒が自分で本やインターネットを通して課題をリサーチし、自分で答えを見つけ、それをアウトプットさせることに重点を置いているのね。
宿題も通常の学校のような形では出さず、授業で行うプレゼンテーション、ディスカッションや発表のための準備をすることが宿題。
インプットだけでなく、アウトプットができて初めて学んだことがモノになる。
これが重要なのですね。
感心したのは、小学校3年生ぐらいで、自分のリサーチをパワーポイント使ってプレゼンテーションにまとめて皆の前で発表するのが当たり前だったり。
音楽の授業も、ただ楽器や音符を習うのではなく、自分で詞を書いて、作曲して、皆の前で歌ってパフォーマンスする、とか。
学校は、座って授業を聞いて模範解答をする場ではなく、クリエイションとプレゼンテーション、リサーチ結果の発表とディスカッションの場。イノベーションや独創的な発想はこういうところから生まれそうです。
教育ってこうあるべきだし、勉強が楽しくなりそう。
シャイな子にはちょっと辛いかもしれないけど、小さい頃からこんなふうにプレゼンテーションスキルを鍛えられたら、将来大学に行ったり、社会に出てからも、怖いものなしなんじゃない!?
先進的、ユニーク&クリエイティブで、さすがアメリカンスクールですね。アメリカでも、伝統的な東部ではなく、西海岸のスピリットを感じる学校。
今は仮校舎でじっくり学校のDNAを育てて、力をつけて、来年のグランドオープニングに備えているという感じ。
たぶんこの学校のチャレンジは、生徒が増えて学校の規模が大きくなっていっても、きちんとこのフレームワークを守って、体現できるか。生徒のニーズやレベルに応じてきめ細かい指導ができるか、クオリティーを維持できるかでしょうね。
やっぱり、企業でも何でもそうだけど、大きくなっていくと、だんだん発足当時の面白さやイノベーティブな部分が消えていって、なんでも大味になってくるから。
スティーブ・ジョブスのイノベーションがガレージで生まれ、育って行ったように、仮校舎で生まれたこのスピリットを維持して、さらに拡大していってほしいものです。
あとは、どんな生徒を集められるのか。
マルボロカレッジは知名度も評判も抜群だからシンガポールから引っ越してきてでも、UWC, Tanglinなどの名門を転校させてでも通わせたいというエクスパットがいるけど、こちらの学校はまだ実績がないから、たとえばSingapore American Schoolから転校させて、と考えるアメリカ人エクスパットが出てくるまでには少々時間がかかりそう。
寮もあるからマレーシア内のアメリカンスクールに行きたい層もターゲットなのかな?
今はシンガポールから通うシンガポール人がけっこういるようです。シンガポール人はシンガポールではインターナショナルスクールには行けないことになっているから。
蓋を開けたらどんな生徒が集まるのか興味深々!