International Schools Reviewというサイトがあります。

こちら、世界中のインターナショナルスクールについて、そこで勤めていた先生達がレビューと評価を載せているサイトです。

年会費29ドルを払わなくてはいけませんが、日本、シンガポール、マレーシアはもちろん、世界のほとんどの国のインターナショナルスクールの評価を見ることができます。

生徒や保護者ではなく、先生の評価なので、かなりシビア。ヘッドマスターがどういう人物か、学校のレベルはどうか、お給料やベネフィットはどうなのか、学校から教師へのケア、サポート体制、など多方面から評価。

ある学校のヘッドマスターは、すごくワンマンで歯向かう先生はすぐクビにするから、明日は我が身と教師たちは怯えている、、、

ある学校の先生たちは、住居手当などのベネフィットが少ないから不満に思っている、、、

ある学校は、お金が足りなくて、教師の給料はカットされ、リソースもどんどん切り詰められている。

そうかと思えば、ある学校は、お給料もサポート体制、レベルも素晴らしいと先生が絶賛している。

など、学校の実態、抱えている問題が赤裸裸に綴られていて、まるでゴシップ紙!

やはり、シンガポールでも名門と言われているSASやUWC、日本のASIJなどを見てみると、「できるだけ長くここで勤めたい」「他の学校に行く気は無い」「最高の学校。学校は教師へのサポートを決して惜しまないし、必要なことにはためらわず投資する」など、やはり先生の評価も素晴らしいですね。

いい学校は、学費も高いですが、それは設備、カリキュラムの充実、そして先生に投資しているからなんですね、やはり。

でも、学費がそれほど高くなくて、規模が小さくても、先生達の評価が素晴らしい学校もあって、そういう学校は本当に質がいいのでしょうね。

インターナショナルスクールって、いわゆるFor profit、利益が目的のビジネスというところが多いです。ビジネス目的の学校は、生徒を「お客さん」だと思っているし、先生達は「従業員」。長時間働かされる、教師としての成長を考えてトレーニングに出してくれない、、、などという不満が多く見られます。

子ども達が通っている学校のことも、これを読んで実態がわかりました。私も子ども達も満足していますが、舞台裏がそういうことになっていたとはねぇ~、、、。


29ドルは高いですが、でも、決して安くないインターナショナルスクール。良い学校選びのためと思えば価値ある出費かもしれません。