しかし、大変だった、怒濤のメイドさん面接、、、

本当にいろんな人に会ったけれど、時々、けっこうひどい労働条件で働いている子がいて、心が傷むこともありました。

中国人家庭にいたあるインドネシア人の子は、朝は5時半起き、夜10時まで仕事、休みは無し、イスラム教だけど雇い主と同じものを食べなきゃ行けないから豚肉も無理矢理食べていて、お給料は400ドル。人権とか完全無視って感じですよね、、、。こういう厳しく鍛えられた子を雇ったら、すっごいしっかり働いてくれそうだな、、、と心が揺れましたが、なんとなくフィーリングが合わない気がしたのでやめました。

日本人家庭に雇われていたあるフィリピーノ女性は、面接のとき、「私はどんなものを食べたらいいのでしょうか?」って聞いてきたから「??」とびっくりしたんだけど、話を聞いてみると、冷蔵庫に彼女の分のヌードルと野菜と少しのお肉だけ入ってて、それが毎日の食事だったとか、、、。

中国人家庭に雇われている子は、休み無しで働いてる子が多く、それが転職理由というケースが多かったな。そりゃ、休み無しで働き詰めだったら、どんなに若くて元気でも辛いよね。

そうかと思えば、友人の家のメイドさんはテレビも与えられて、彼女のためにケーブルのフィリピンチャンネルも入れてあげてるとか。グルメなお家で、食事も同じものを食べるから、メイドさん、彼女の家に来てから3キロ太ったらしいです。(笑)

知人に紹介されて面接したフィリピーノ女性は、とっても明るいおばちゃんで、私はとても気に入っていて是非来てもらいたかったんだけど、いい人はやっぱり大人気。7件ぐらいから引き合いがあって、最終的に800ドル払うというアメリカ人家庭にもらわれていきました。700ドルという人は結構いたけど、800ドルは凄いわ!彼女は女手一つで3人の娘を一生懸命育て、大学にも入れて、フィリピンでは家も建てて、家族で小さなグローサリーショップも経営してるのだとか。偉いですよね、本当に。

子ども達のため、家族のために、涙を拭いて一生懸命働いている彼女達。尊敬します。

我が家はそんなに手厚い待遇はできないし、やはり雇い主としての一線は引こうと思っています。でも、基本的なリスペクトを持って接して、温かく迎え入れてあげようと思います。

上手く行くことを祈ろう!