2歳をちょっとすぎた頃だったか、とにかく非常に早くから数字や文字に興味を持ち始めた息子はかなりの勉強ヲタです。「おしえておしえて!」とストーカーみたいにしつこかったんで教えざるを得なかったという感じで教え始め、まさか覚えられないだろうと甘く見てたけど、3歳の誕生日を迎えるまでに数字、平仮名、カタカナ、アルファベット全部覚え、最近は1年生の漢字ぐらいは読めるようになりました。いやぁ、このくらいの歳の子どもの吸収力って、ほんとに凄い。アラフォーの私にゃ到底かなわないスピードで何でも水を得た魚の如く覚えます。語学なり音楽なりスポーツなり、何か芸を仕込むなら、今だ・・・って見てて思います。(笑)

理系のパパ譲りで一番最初に興味を持ったのは数字。今は1000万の位まで難なく読めるようになりましたが、去年の夏ぐらいが一番数字に熱中してたときで、あの頃はまず朝起きると
「ねえママ。159の次は?」
「・・・160」
「160の次は?」
「161・・・」
という具合に数字責め。
朝から晩まで「389の次は?」「1533の次は?」と。「15676の次は?」とか延々とやられて、ちょっと頭おかしくなりそうで
「もうアタマいたいから数字はやめてっっ!!!あたしを殺す気か!」とよく数字ストライキを起こしたものですよ。そうすると夫のところへ走って同じことをやるんで、夫婦揃って数字に拷問されてたSummer of 2009でした(笑)

そんな息子が家にいるときやることといったら、ABCのパズルで単語作ったり、かるたで遊んだり、計算機に数字を入力したり、携帯メールで文字を入力したり・・・そんなことばかり一日中やって、萌えてます。自動車とかロボットとかアニメを見て楽しむとかで遊んでもよさそうなのに、おもちゃやアニメには一切興味が無い様子。とにかく文字と数字に魅了されてます。コンピューターなんか買い与えたら最後、きっとずーっと部屋から出てこなくなるだろうから、ものごころつくまではMy PCは与えないつもりです。でも、ここまで文字・数字好きだと、将来はプログラマーとかになるんじゃないかな?

まだ3歳なんだから、もっと幼児らしくファンタジーの世界に浸っててもいいのになぁ・・・と思うのだけど。事実、シュタイナー教育などでは、読み書き計算は子どもの想像力&創造力を奪ってしまうからということで、小学校に入るまで教えないそうです。まあ本人が勉強好きっていうんだから無理に勉強するなとも言えず。これもこの子の個性なのでしょう。もう少し大きくなってお友達と遊ぶようになったら、また変わるだろうし。やっぱり幼児だなと思うのは、寝る前の本の読み聞かせが大好きなこと。これは一日のご褒美のビッグイベントで、パジャマに着替えると「ごほんごほん!」って大はしゃぎな。まあこれも何回もアンコールされるので疲れてるときはストライキ起こしちゃうんですが。


夫はそんな彼を見て「う~ん、僕の子ども時代ってつくづくよかったよなぁ・・・都会育ちの子はちょっとかわいそうだね」と郷愁にふけってます。東欧の果ての小さな田舎町(というか村?)の豊かな自然の中で育った夫。おじいちゃんおばあちゃんと、おじさんおばさんが同じ敷地内に住んでて、親戚も皆隣近所にいて、当然同じ歳の子どもや従兄妹たちもいっぱいいて、毎日彼らと森や山の中を駆け回って遊んでいたそうです。「都会の生活に憧れて、うらやましいな・・・なんて思ったこともあったけど、何にも代え難い子ども時代だったと今では思うよ」

都会のど真ん中で住んでる私たちは隣人の顔も知らないし、同じマンションにはあまり子どももいないし。外に出れば車がビュンビュン走っていて危険だし、遊ぶところは公園ぐらい。おうちでお勉強ばかりしている息子を見てると、ちょっと切なく、かわいそうになります。少なくとも保育園という環境のおかげでお友達と遊んだりお外で駆け回ったりしているのが救いなのですが。

これから春になって暖かくなったら、休日はできるだけ公園や自然の中へ連れていき、一緒にお絵描きしたり、とクリエイティブに遊んであげたいな!って思います。


こちらは、はじめて書いた自分のお名前。だいぶぐちゃぐちゃですが・・・なんとか読めるよね。
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昨日の夜感動したのが「ママ、見て!」と携帯を持ってきたので画面を見てみると、「えりかちゃんだいすき」と入力しているではないですか!胸がぎゅううっとなりました。

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このまえ”お嫁さん”の意味を説明して「アレックスのお嫁さんは誰になるんだろうね」と聞いたら「えりかちゃん!」と答えて、なんとも微笑ましかった。
妹が大好きでたまらないみたいですね、お兄ちゃん。