この２つの記事を先に読んでください

２つの記事から、うさぎの遺伝子的な巨大結腸症が起きる理由について、容易に推測ができるのではないかと思います

胎生期にメラニン細胞が結腸(大腸)に正常に分布されないことにより、神経節細胞の神経節が欠如する

結腸(大腸) 結腸の蠕動運動が正常に行われず、腸が大きく膨らむ、遺伝子的な巨大結腸症が発症する場合がある

犬ならばマール遺伝子

死産、短命。耳に起これば難聴、目であれば失明などの視覚異常をきたす

ねずみならばEDNRB遺伝子変異

耳に起これば難聴。直腸に起これば巨大結腸症。短命

うさぎならばKIT遺伝子(※)

死産、短命。直腸に起これば巨大結腸症。

(※)KIT 遺伝子(the v-kit Hardy- Zuckerman 4 feline sarcoma viral oncogene homolog)

さて、どこかのペットショップ店員が書いたらしい、

まるで私の過去の記事の日本語部分だけを読んで、理解したかのような理由(『この遺伝子を持ったうさぎは大腸で水分を吸収することが難しいため、大腸でしっかり水分を吸収できず、それが理由で巨大結腸症になりやすくなる』)ではありません

写真は2014年、うさぎの遺伝子的な巨大結腸症についての研究結果を発表した中の一員、イタリア🇮🇹のBologna大学の偉い人

遺伝子による巨大結腸症とは