後輩の女の子から相談を受ける。
「もう、会社にはかろうじて来てますが、ぐだぐだです」
「私、なにを柱にして生きていったらいいんでしょうか?」
なんか久しぶりにそんな悩みを聞いて、思わず、微笑んでしまいました。
分かるわ、その気持ち。私もそうだったもの。
自分自身でさえ、思い通りに動かせなくて、
他人は想定範囲外の動きをするし、
コントロールがきかなくて、イライラ、ソワソワ、する感じ。
当時は自分はなんて怒りっぽい、短気な人間だろうと思っていました。
いまは分かっています。
自分が、怖がっていたことを。びびっていたことを。
恐れや不安に直面しないですむためだけに、色々な挑戦をしては、失敗したことを。
私は、こう、答えました。
「人の役に立つこと、世の中に貢献すること、だと私は思うよ。
仕事するのも、人とのしがらみも、食べたり寝たりするのも、自分の体を
世のため人のために用いてもらうため、だと言い聞かせる。」
「あれしたい、これが欲しい、食べたい、言いたい、全部自分の欲だよね?
役に立つという視点で考えると、自分の欲ではなく、別のやるべきことが
見えてくると思う。少なくとも、いまあなたが後ろめたく思っていることは
止めたほうがいいと、私は思うよ。」
「決めるのは、あなただよ。」
相談をした彼女が、午後をどう過ごしたのか、私には分かりません。
けれど、相談をしてきた彼女を、私はリスペクトします。
私があなたの年の頃、年上の女性に相談するなんて、とても考えられなかった。
地頭の賢い人だと思う。
だから、私が苦しんだような、回り道はせずに、他人の失敗に学んで、
楽な道を歩んでほしいと思う。
でも一方で、彼女が選んだ道を、たとえ茨の道であっても、否定せずに、
見守ってあげたいと思う。
人は、見てくれている人がいれば、転んでも起き上がり、また歩き出せると思うから。
まなざし。
優しいまなざしの女性になりたいです。