映画｢窓ぎわのトットちゃん｣を観て、本の方も読み返してみたくなり、本棚を後ろの列まで探して1981年発行の本を見つけ出しました。

なんと自分が結婚する前に読んだ本でした。

映画も素晴らしかったけど、改めて読んだ原作はやっぱり素晴らしかった

黒柳徹子さんの文章が柔らかく正直で温かい。
世界中で読まれているのがわかります。
2023年12月18日にギネスブックで｢最も多く発行された単一著者による自叙伝｣として認定されたそうです。

世界20以上の言語に翻訳され、国内外の発行部数は2023年9月末時点で2511万3862部にのぼっているそうです。

｢大きくなったら、トモエ学園の先生になる｣という小林宗作先生との約束を守れなかったけど、小林先生のことを本にして残しておかなくっちゃ、という思いで書かれた本です。

本の語り口調は、そのまま｢徹子の部屋｣にも通じています。
この｢徹子の部屋｣も放送48年目に入り、2023年9月12日に｢同一司会者によるトーク番組の最多放送｣として12100回を迎え、ギネス世界記録を更新されたそうです。

先日、工藤有貴さんがゲストの時に、｢こうしてインタビューする時に黒柳さんが一番心掛けていることは何ですか？｣と質問されました。

黒柳さんの答えは｢正直であること｣でした。

90歳を迎えられた黒柳徹子さんですが、今の徹子さんの中に、あの子どもの頃のままのトットちゃんの姿がちゃんと重なって見えます。

好奇心旺盛で、通りがかった人にも、犬にも、どんどん思ったことを質問してしまう。自分の感じたことをまっすぐに伝える。

そんなトットちゃんが大好きです。

一日の終わりの私の楽しみは、Tverで｢徹子の部屋｣を観ることです。出てくるゲストの方々も、みんなトットちゃんの前に座ると正直に真っ直ぐな自分を語ってしまう。あ～、この人はこういう人だったんだと新発見できることもしばしば。

大好きな黒柳徹子さんの挑戦。
｢こういうことをいつまでできるものなのかなあと挑戦してみたいんです｣とおっしゃるその言葉が、そのままトットちゃんですよね？