お久しぶりになりました

三日坊主疑惑でしたが
なんとかブログ開きました笑

年末年始はお勉強の本で忙しく
ついでに仕事やらかしちまった
かもしれない疑惑で
もうほぼ落ち込みモードでしたが
大丈夫でした(ほっ)


そんなこんなで
読書期間再来の一発目に読んだ本を
いまさら笑

今の私のお仕事にもすごく関係のある本です


宮口幸治さん
「ケーキの切れない非行少年たち」


何かのバラエティ番組で
カズレーザーさんが紹介していて
気になってた本

今私が気にかけてる問題の本質
そして自分が知ってる部分の
深い部分を教えてくれた本でした

私が医療福祉に携わっいてるからこそ
この問題がより自分の中で
大きく身近に感じているだけなんですけど
それでも色んな人に読んでほしい
色んな世代の人に読んでほしい
本当にそう心から思った本です



この本は児童精神科医をされていた
宮口さんが医療少年院で
勤務されていた時に
出会った少年達のことが
書かれているのですが
書かれているといっても
一言で言い表せません

実際に私も発達障害と言われる
子どもとの関わりを始めて
本人の生きづらさ
家族や周囲のつらさ
どのように関わりを持ち
少しでもつらさや困りごとを
軽減できるかを日々悶々と考えています。

実際に本人、家族の話も聞き
時に暴言暴力の現場に遭遇しながら
日々仕事をしているのですが、
この本を読んで私が関わっている
子どもたちが関係機関から支援を
受けれている恵まれている子たち
だということを知り、衝撃が強かったです

よく考えればそうなんです
みんながみんな親や養育者が
そういった生きづらさを感じている
子どもたちを適切な場所、
支援をしてくれる場所や人に
出会わせてくれるわけではないのです
これが現実です



私が驚いたのはもう一つ
境界知能、軽度知的障害の
子どもたち、そして大人たちの存在です

この本で境界知能のことを
知ったので私が語るには
この本の意図から
外れてしまっては困るので
記載はしませんが
世の中には普通の生活では
気づかれない
いつもと同じでない時に
柔軟に対応できなかったり
困ってしまう人がいることを
知りました

実際に私が関わった子どもも
一見普通に見えていてた子が
実は心理検査で境界知能であった
なんてことがあり
障害や病気を通して
やっとその子のしんどさが
発見されるといったことを
体験しています。

またその数がかつては
(定義の改正により変化しています)
人口の1割程度を占めているなんて
本当に驚愕です。
(今は定義が変わっているだけで
実際にその割合が減っているわけでは
ないようです)

実は身近にいる人が
普段は普通にしているけれど
実際には何気ないことで
すごく困っているのかも
しれないと思うと

世の中に対する考えが変わります

関わる相手に対する態度も変わります



私は結構色んなことに
影響を受けてしまいやすいタイプなので
本当に漠然としてますが
少しでもいい世の中に
そして日々もう辞めたい
連発の私自身がこういった人たちの
役に少しでも立てますように

もう少し頑張ろうかな