1ヵ月後の診察日。
たった3行のレポートの日もあるし、半分くらい書いた日もある。
毎日なので、30枚ほど。
これをもって病院へ向かった。
すでに夏。
暑いのに、恥ずかしいから長袖の服にデニムの長いパンツ。
新幹線の中では域も帰りもグッタリ。
とにかく眠りながらの移動だった。
着いてすぐ、診察券を出して看護師さんに
「すみません、体調が悪いので早めに診てもらうか横になることはできますか?」
とたずねた。
「じゃぁ、ソファーにかけていてね。なるべく早く呼んでもらえるようにするからね。」
この言葉、この後数回通院して必ず言う言葉であった。
診察を待っていると、一人の男の子が目に入る。
ご両親とともにやってきたみたいだが、激痩せ。
棒のような身体、今にも折れそう・・・。
”私のほうが、まだマシかもなぁ”
そう思っていた。
呼ばれて、先生は30枚のレポートに目を通す。
たびたび
「この場面であなたはどう思った?」
「これはどういった行動?」
など、数回質問される。
そして、次回の予約。
この日は、あるサイトで知り合って、1度会ったことある人と再開する約束をしていた。
診察が終わって、待ち合わせ場所に何時ごろ着くかメールで連絡。
お子さんを連れてやってきたお友達。
彼女も摂食障害だった。
しかし、見事回復し、結婚・出産、そして今家事に育児にとがんばっている。
お茶しながら、お互いのことを2時間近く話した。
いろんなサイトがあって、こうやって会うことは危険もあるわけだが、私は偶然にもそういった人との出会いがまったくない。
彼女と別れるとき
「また通院のとき、時間取れそうなら連絡して!絶対会えるようにするから!!」
そういってくれた。
彼女は、その後も時折メールをくれた。
入院中も、私宛に病院に手紙や年賀状を出してくれた。
退院してからも、手紙やメールでお互いのこと、たくさん書いて。
彼女から学ぶことが今でも多い。
遠いけど、ココロの通じる友のひとりである。
よかったらおねがいします