地震…

 

東日本大震災が起きた時を思い出します

 

 

あの時

 

長男が小6 次男が小2

 

小6の長男はまだ学校にいて

先生や友達といるので大丈夫だと思いました

 

小2の次男はちょうど下校時間

たった1人でいるかもしれない

今、この揺れを1人で怖い思いをしている可能性が高い

 

私は事務職の職場のデスクの下で

次男を手元で大丈夫だよと守れていないことが

 

悔しくてもどかしくて

息を荒げて涙ぐんでいた感覚を

鮮明に思い出します

 

 

実際、小2次男は

誰もいない家に着いたところで地震にあって

 

キッチンのそばの大きく揺れるテレビと

次男用にと買ってもらったフライパンを

落ちないように1人で抑えたと

 

1回目の揺れが止まったその直後

外に飛び出したそうです

 

すると、近くにある銭湯の煙突が

自分の方に倒れてきたそうです

 

近くに女性が1人いたらしく

「こっちに来なさい!!」と呼んでくれて

立ちすくまずに逃げられたと

 

その女性がいなかったらと思うと

恐ろしくて仕方がないです


守っていただいて感謝でいっぱいです

 

その女性はそのあとすぐ

携帯が繋がらないからと

そこから10分ほどの消防署に行ったそうで

どなたかわからないままでした


次の日の朝の写真です

 

 

私は地震後、

会社がなかなかビルを出ることを

許してくれなくて

 

やっと夕方OKが出たあと

ヒールの靴ながら4駅分

必死に歩いて家に向かいました

 

家の方向から煙が立っていて

近くまで行くと消防士の方がたくさん

 

家に行く脇道にテープが張り巡っていて

 

半泣きで消防士の方に

「この奥に家があります!」と行ったら

 

「ケガ人はいませんから」と言いながら

中に入れてくれました

 

倒れた煙突がそばの居酒屋さんに倒れて

火事になって鎮火したところでした

うちの2軒先です

 

 

家の玄関を開けたら

次男が飛び出して来て抱きとめて

 

とんでもない恐怖を味わった次男と

 

足の痛みどころではなく

様子がわからない不安で

ただただ心配で早足で歩いて帰り

息子たちと両親の無事がわかって

 

次男と玄関で2人

ホッとして大泣き

 

 

近くの公民館にいた私の母が

地震に揺られながら帰って来たら

 

煙突は倒れていて

(まだ火事にはなってなかったらしい)

次男は勝手口で縮こまって泣いていたそうです

 

そのあと火事になってまた

煙から逃げたり大変だったらしい

 

 

その時の次男の気持ちを思うと

今でも心が痛んで涙が出ます