7年前から認知症を患っている母。

どんなにボケて
訳わからなくなっても

私が会いに行く度に
とても喜んでくれていたのだけど、

とうとう…

私のことを認識出来なくなった。


まだ、唯一 父の事だけは
認識している。


かろうじて、私の名前は
微かに記憶として残っている様だけど

父と私の前で

「そう言えば…コトちゃんって
いなかったっけ…」

と言って、

父が
「コトちゃん、ここに居るじゃん」

と言ったら、母は私の顔を見て、

「あら、おたくがコトちゃんですか?
どうも~」

…だってさ笑い泣き


こんなやり取りが増えて、
とうとう私を認識しなくなったのは
つい最近の話。


うーん…
悲しいとか、そういう気持ちも
あまり感じなくて、

ただ、

『母は もうこの世に居なくなった』

とだけ思った。


まぁ、残念だけど仕方ないね。




いざ、自分が
こういう場面に直面したら
もっとショックかと思っていたけれど、
意外と冷静に受け止めている。


ただ、私が母のようになった場合
どうなってしまうのだろう…と
そっちの方が切実だ。


ま、どうあがいても
なる様にしかならないのだけどね。


つい先日、
母の弟 (母は8人兄弟)が亡くなったが
身寄りが無く
遺体の引き取り手も無く
市の合同の無縁墓地に入れる為の
同意書が必要な為、連絡があった。

自宅での孤独死だった。

生前、身内に多大なる迷惑を掛けて
生きて来た人なので、
誰も火葬にも立ち合わず
遺体も引き取らなかった。


私も他人事じゃないもの。

人間、死ぬ時は一人だけど~

異臭を放つ前に発見して欲しいわ叫び
周囲の方にご迷惑は掛けたくないもん。


お墓はあるから、
その場合は市の方で
お墓に入れてもらえるのかな?

あのお墓には
長男みぃと、次男こま もいるから…

そして、長女サチも入るし

私も…
葬儀はただ焼くだけで良いから
あの子達と一緒のお墓に入りたい。



なんだか、そんな事を考えたら
涙が出て来たショボーン


『子供のいない人生』は
私自身が選んだのにねーえー

だって私には『母性』が全く無いし
虐待はしないだろうけど
育児放棄はすると思うから…汗

自分の分身が
自分の体から出てくるのなんて…
無理、絶対 無理だもん。

周りのお節介が鬱陶しかったから
子宮全摘出になった時は
内心、これでもう何も言われない…と
ホットしたのも事実。



ん???
なんか忘れてないか?キョロキョロ


そう、私の未来には
『旦那』という存在が全く抜けてるわーてへぺろ


これ、よくあるんですよ。
カウンセリングなんかでも
旦那の存在自体を全く忘れてて
指摘された事もありました爆笑




夕涼みのサチさんニコニコやしの木
ちょこんと揃えた白い手手が~



いつも こうして
ママの寝顔を見守っててくれます照れ

サチさんは、
私に本物の『愛』を教えてくれた子ハート

大好き過ぎて
こんなに愛しい存在は他にないです照れ