書類を整理していたら数年前のメモが出てきた。
レシートの裏に箇条書き。
仕事中に思い付いた事をメモったのだろう。

私の自主公演の主旨や規模、
ギャラの支払いについて、
などなど。


色々思い出される。


これを見る限り
大体今と考えが変わっていない。
やりたい方向も。

このメモの時期、
私は作品を作りたくて試行錯誤していた。
結局その作品はまだ実現していない。

あの頃と今で変わった部分といえば
私自身舞台の経験値があがった事。

色んなノウハウを習得し
それの生かし方も少しわかってきた。
好みも明確になってきた。


『あの頃』は
2度と思い出したくない過去。

2度と味わいたくない経験だし、
これからの私には必要のないものだ。

だけど、
あの頃があったからこそ
今があるのだ。


芝居をする時は役者に邁進し
作品の中の役割に徹する努力を
し尽くす。

作品を手掛ける時は
創り手として、興行主として
責任を持ち最善を尽くす。


私は、表現者として
やるべき事をやるだけ。


この当たり前の姿勢も
昔から変わらず貫いているつもり
だったが、
この姿勢が通用しない事は
今までに沢山あった。


周りを変えるのではなく、
私自身が私自身のまま生きられる場所で
生きれば良いだけの事。

人様によって
私自身の考えを変わらされるのも
全く違う。


いや、
未熟者なのは当たり前
努力するのも当たり前
真摯に謙虚に
周りに感謝するのも当たり前。


世の中上や横を見たら
私より優れている人なんて沢山いる。

そういった、
他所様と自分を比べて
自分を卑下する必要はないし、

誰かや何かの事と私を比べ
それを外側から一方的に押し付けられるのも
必要ない。

・~すべき
・~はこういうものだ
・あなたは~がダメ
・あなたはこれさえしておけば良い
・昔のあなたは~
・~はこうしてる

という、
たとえ、良かれと思って
助言して下さったとしても、
私がその時必要としない言葉
だとしたら意味がないし、
お互いの時間やエネルギーの無駄になる。


幸いな事に今の私の周りには
素敵な方々が沢山いらっしゃる。

私の事応援して下さるなんて
本当に本当にありがたい。

信念を貫いて
自分の土俵で生きて行く。

そんな事をあらためて思った。