阪神淡路大震災から29年の一昨日

色々な番組で当時のこと思い出しました。

私は19歳の時に兵庫県明石市という

ひどかった神戸の隣り町で被災しました。

あの時のことは永遠に忘れることは

ありません。

まだベッドで眠っていた私は

ゴゴゴゴーーーという地鳴りと

その直後のドスン！！という縦揺れで

叩き起こされました。

何事？と理解が追いつかないまま

ものすごい揺れに襲われて

ベッドから振り落とされないよう

必死にしがみつきながら

この世の終わりとしか思えないような

大地震に耐えていました。

私は2階で寝ていたのですが、1階から

母の大丈夫かぁ？という叫び声がして

何とか大丈夫だと答えましたが

実際には地震だと理解が追いつかず

何が起こったのか分からない状態。

揺れがおさまると近所の人がみんな

家から飛び出してきて

地震や！大地震や！と騒ぎ始め

ようやく地震やったんか！と気づき

急いで着替えて外に出ました。

明石の震度は確か6ぐらいだったと

記憶していますが、

父、母、兄、私の４人とも無事でした。

家は屋根瓦が崩れ落ち、壁と壁の間は

あちこちで隙間ができて

トイレやお風呂の壁は崩れ落ちて

かなりの被害を受けました。

兄と近所を見て歩くと、屋根がなくなった

家や崩れてしまっている家もあり

相当被害がすごいな〜と、よそどころでは

ないのにどこか他人事のようで、

テレビをつけると倒れた高速道路や

下の階が押し潰されたビル

１階が無くなってしまった家などの

惨状がどんどん流れ出し

神戸の方ではさらに揺れたと知り

とても怖くなりました。

私の家は、ガスはプロパンなので無事で

水道も電気も大丈夫でした。

でも余震の度に、家が崩れるんじゃないか

とヒヤヒヤしながら家に居ました。

かなり後になってから、私の家は

一部損壊という判定が下りました。

会社へ行くと、家が全損で住めなくなった

人が何人も居ました。

今の彼氏の家も、アパートでしたが

全損で、避難所に避難して

何も持ち出せず思い出も何もかも

無くなってしまったそうです。

たんすなどが飛んできたけど、幸い

人がいた場所をギリギリそれたらしく

何とか死なずに済んだそうです。

長い避難所生活のあと、仮設住宅に

住んだりしながら

何とか暮らしたそうです。

能登半島で被災された方のために

私が出来ることは少ないですが

経験を伝えていくことも、大きな

役割の一つではないかなと思い

このような記事を書きました。

災害はいつ起こるか分かりません。

備えておくことも、心がけたいと思います。

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