先日、相国寺承天閣美術館に行きました。
何度見ても、柱・梁・漆喰壁のハーモニーが気持ちいい。
本来、日用の建物である庫裡が、一番印象に残るのも、何と言うか。
天井が高い、吹き抜け構造や、梁の横木がむき出しなのが、京町家の台所と似ているせいかも。
そう言えば、庫裡も禅寺の台所でした。似てても不思議はない。
法堂などは、威儀正しいお寺の姿ですが。それほど惹かれるわけでもなし。
肝心の屏風絵展ですが、第I期を見逃し、II期のみ鑑賞。
それでも、見たことないものや、面白いモノもいくつかあって、歴史のある禅寺の面目を保つものかと。
この呉春の竹林図などは、とても近代的。
つまり江戸以降の、近代日本画家が描いていても全然不思議でない、奥行きや構図のバランスなどが。
逆に言うと、こうした京都画壇の近世作は、明治以降の贋作が紛れこみやすいという、別の側面も見えてきます。
ほか、江戸前期の無銘狩野派屏風など、見ごたえのある屏風も何点か。
そんなに古くはないとはいえ、風格のある寺院建築や、由緒のある禅宗寺院の什物は、見ていてほっとします。
息抜きには好適な、環境といえましょう。
(^_^)☆


