講座を渡り歩いていた数年前
核となる潜在意識に
なかなか気づけない私に
痺れを切らした講師の方が
ネタばらしをする
ラスボスは
お母さんなんだよね…
えっ、母親…ですか?![]()
父親の間違いではないですか?
こんなにいいお母さん
いないのでは?
と、思い込んでいたから
ラスボスが母親だと言われても
にわかに信じられませんでした
父親の間違いに決まってる
父親を最大の敵とみなして
長年父親と向き合ってきたものの
だんだん大元は違う気がしてくる
長い時間をかけて
自分の核に迫っていく中で
見えてきたのは
何かに抑圧されて
ありのままの存在では
愛してもらえないと
嘆き悲しんでいる
幼い私の姿でした
母親が大好きで
べったりだった幼少期
かわいさ余って憎さ百倍?
教育や躾という意味合いも
あったと思うのですが
私にとって母親は
恐怖の存在でした
人前で調子に乗ると
容赦なく睨みが飛んでくる
他人の見えないところで抓られる
家に帰れば
さっきの態度は何?と叱られる
思ったことをそのまま喋ったらダメ
感じたことをそのまま表現したらダメ
空気を読みなさい!!!
何をしてもダメ出しばかり
何をしても怒られる
母親の顔色ばかりを伺う毎日でした
発端となった出来事は
忘れたのですが
私があることをして
母親を激怒させたことがありました
いい加減にしなさい!!!
お母さんはもう知らない!!!
怒りを撒き散らして
母親は家を出て行き
しばらく戻ってきませんでした
私が言うことを聞かないから
私は捨てられたんだ…
暗くなってようやく戻って来て
安堵したのを覚えています
それから母親は
私に激怒するたびに
黙って家を飛び出すようになりました
ある日
夜中に目を覚ますと
家には誰もいない
人気のない真っ暗な部屋
物音一つない静まり返った家に
ポツンと一人
私は本当に捨てられたんだ…![]()
当時の孤独や不安は
今でも身体がはっきり覚えているほど
数時間後に戻ってきましたが
母親に見捨てられたら
私は生きていけない
恐怖のあまり
私は自分にロックをかけ
「いい子」になると誓いました
母親が嫌がることは、察してやめたし
母親が褒める友達を真似たりしました
そんな母親が
唯一私に優しく接してくれるのが
私が
できない時
過保護で面倒見のいい母親は
できない私に色々と教えたがり
手取り足取り口を出す
そんなことも、できないの?
なんで、わからないの?
口ではそう言いながらも
ずっと側について根気よく教えてくれる
幼かった私は
その時だけは
母親に許されてる気がして
「できない子」を演じはじめました
自分から無意識にはじめた
愛される方法
今思うと
無意識の母親のコントロールに
ハマっていただけなのですが![]()
小学生になったあたりから
いい子の限界は
自分でも思いもよらない形で
ちょくちょく顔を出しはじめました
学校で問題はないのに
反抗的な態度をとるようになりました
宿題を一切しない
親や先生を泣かせる
拒食症になる
過食症になる
高校に行かなくなる
社会人になってからも
異性と付き合っても自分から逃げる
何十回と職を変わる
婚約破棄を2回やる
無気力で引きこもる
これらはもちろん
やりたくて
やっていることではありません!
やりたくないのにやってしまう
自分の思いと裏腹に…
何かにコントロールされているように…![]()
どうして
私は幸せになれないのだろう?
なんでやりたくないことを
何回もやってしまうのだろう?
なんでだろう?
なんでだろう?
私の内側は
常に落ち着く暇はなく
いつも未来の不安でいっぱいでした
長い長い
自分との向き合いを経て
自分が本当の意味で
満たされはじめた時✨
私はずっと
誰かに
許して欲しかったのだと
ようやく気づきました
許して欲しかった
受け入れて欲しかった
わかって欲しかった
私の気持ち
私の感情
私が考えていること
私の欠点
存在のままの私を
そのまま受け入れて欲しかった
誰に??
母親に!
※本当に赦すのは自分自身ですが
それが腹落ちした時
長年、自分でも納得できなかった
奇行の謎が解けたのでした
本当の私が
閉じ込められたまま
ずっと反抗していたんだ…
私は人生をかけて
「拗ね」ていたことに
気づいたのです![]()
表向きは
頑張って
いい子をやっていたけれど
これは本当の私じゃないよ!?
本当の私に気づいてよ!?
本当の私をわかってよ!?
幼い子供が
拗ねることで
注目を集めるように
宿題をやらない「悪い子」の私だよ!?
それでも許してくれる??
学校に行かない「できない」私だよ!?
どう?受け入れてくれる?
それでも許してくれる???
こんな私でも、わかってくれる?
身体を張り
半生をかけて笑
訴えていたのでした
自分自身に!
ようやく気づいてあげられた
✨✨
拗ねに費やしていた
莫大なエネルギー
当時の私に
ようやく光を当ててあげることが
できました
数年前
ある人が突然
私にこう言ってくれました
もっと本当の自分を
出していいんですよ![]()
昨年、別のある人が不意に
言ってくれました
自分の思った通りに
やっていいんですよ![]()
なんてことない
言葉かも知れませんが
本当の私のこと
わかってくれてるの??
涙が出るほど嬉しかったのを
覚えています
何を感じても
何を思っても
良い悪いなんてない
正しい間違ってるもない
私は
何を思っても
何を感じても
私は私
それでいい
これからは
自分が自分の一番の理解者です
頑張って拗ねてくれてた私に
ありがとう、ですね