武家屋敷 喜多家  武家屋敷 喜多家

落合地区石垣  落合地区の石垣

東祖谷 落合地区  落合重要伝統的建造物群


四国の秘境と言われています、祖谷地方に言ってまいりました。三好市東祖谷山村

落合地区が 重要伝統建造物群保存地区 選定1周年記念シンポジウムが11月

25日、26日とあり、25日の「探訪ウォーキング」に参加してまいりました。

丁度一番上の右に少し木が小さく茂って(白いところの直ぐ下)いますが、そこから

下に向かって里道(りどう)と呼ばれる、日常生活道路(といっても人一人の幅)を

巡りながら、ガイド説明を受けながら降りてきました。斜面に石垣をつくり平地を

作って家を建てています。日本昔話に出てくるような箱庭のような世界です。


一番上の写真はこの地区ではなくて、他の地区の建物(武家屋敷)です。落合に

出発する時間に少し余裕があったので、有志で車を飛ばして見学に行きました。

この屋敷は平家方の屋敷ではなく、平家を押えるために配置された武家集団の

頭領の屋敷だそうです。やく10年くらい前に移築修復された建物です。時間がな

いので、中までゆっくり見えなかったのですが、ゆったりとした空間で何百年も

前にこのスケールで建てられていたのかと思うくらいの屋敷でした。


落合地区では、茅葺の建物が2件ほどしか残っていません。また屋根も小屋下げ

といわれる屋根を低くし、金属版で覆われています。重伝建に指定されたことを

受け、京都の美山町のように茅葺に戻そうということが考えられているようです。


徳島県建築士会では、阿波のまちなみ研究会がこの地区の研究に参加しており

建物についての調査を行っております。その関係もあって、阿波のまちなみ研究会

におんぶにだっこで便乗させてもらいました。


谷川に水は澄んで美しく、つい川に降りて釣をしたくなってしまいました(^^;)

懇親会に出てきた鍋はもりろんアマゴでした。ヒラダ鍋とかいうそうで、本来は

川原で石を焼いて味噌で土手を作り、焼き石をそこに放り込むのだそうです。

が、宴会場ではそういうわけにもいきませんので、平鍋に味噌ということでした。


次の日はオペラがありますので、その日遅く山を降りてきました。阿波のまちなみ

研究会の喜多さん、田村さん、お世話になりました。有難うございました。