心を掴む言葉というのは、そうそう書けるものでも思い浮かぶものでもないんです、ということ。

私は編集のお仕事をしていたことがあり、まず目につくところに何と書くか、表紙の文字列、字体、大きさ、線の太さ、陰、色、とか考えていました。

難しいですね。

映画の字幕の翻訳も、その映像の長さに合わせて要約翻訳なので大変だそうです。

翻訳の話を出したのには意味があります。
コピーライターなどは、キャッチコピーを考えます。教えるほうも大変です。
そこで
夏目漱石が「I LOVE YOU」の翻訳のときに
「そんなの、 月が綺麗ですね、にでもしとけ」と言ったとかの話があります。

どう思いますか?

相手が、そういわれたときにどう捉えるかということなんですよね。

何気ないようですが、同じものを共有するということが他人との距離を縮めると思うんです。

月が綺麗ですね。 そうだね、綺麗だね。

素敵じゃないですか。

このようなことから、LINEやTwitterなどと便利な世の中、好きな人と自粛中で会えないとき
同じ空を見上げて、なにかいってみたらいかがでしょうか?