日本は1つの職に就いたら、ずっとそこで働き続けて身を捧げるのが美徳とされてきることに私はなぜか嫌悪感を持っていました。

小学校の先生が、時期に教頭、校長になるのなんて長く働いて上の人に媚び諂っていたらなれると思っていた。
父親が勤続年数◯年記念の時計なんて、ただ重たいだけの置き時計じゃん!て思っていたし。

でも、今の国立大学の送別会に参加したことによってようやく(今頃)勤続すること、その仕事を全うした方の言葉を聞いて、涙が出ました。

国立大学とはいえ、同じ大学だけではなく 国立であれば別の大学勤務を経験し、またこちら。そして次はあちらと異動があったらしく、常に挑戦し続けてきたことを聞きました。
私の今まで思っていた会社に骨を埋める気持ちとは異なった話しだったんです。
直属の私の上司は愛知県の大学から秋に来られたばかりです。
そのようなことを、みなさん経験し定年を迎えられたということは大変な苦労をされたんだな、と。

送別会は大学の一つの部署だけで行われたのですが(規模が大きいため)それでも大勢の方がいらっしゃっていて私のような部屋の端でチマチマ働いている者にまでお菓子をみなさん配られてたので、私は挨拶に周り、お礼を申し上げてから頂きたかったことと、今日出席してお話しすることが出来て良かったと思ったままに伝えました。

そしたら、私の課長も異動になるのですが その課長に向かって別の年上の女性が
「この子は、秋から仕事を始めたのに色んな仕事をこなしてたくさんの人に毎日挨拶をして場を和ませているのを課長はしってる?この子は宝物よ。」と強く推してくださったんです。

いやはやビックリ。あとでお名刺をいただいたのを拝見したところ、経済学博士の方でした。


課長とは席が離れているため私の仕事なんて見えないだろうと思っていたら

「わかっている。この子は掃除をしている人たちにも、いつも有難うとお礼を言っているところをみて掃除業者の人とも運送担当の人や出入りしている業者さんにもいつも挨拶をしている。しっかりしている人だ。」と。

えーーー!?

そんな細かいところ、ご存知でしたか?て驚愕。


なにをしてあげたら最適か、をお二人で話し出したので怯んだほど。


学生時代に、先生から助手にならないか?と声を掛けられたことがあるんですが理由を聞いたら

進んで手伝う精神と挨拶がしっかりしている生徒だから、成績はそこそこだけど他よりそこが素晴らしいと言われたことを思い出した。


挨拶がこんなに大切だなんて。

7000円のコース料理にお金を払ったが、全然食べなくてもそんなもの、て思ってたけど 7000円の価値よりプライスレスなものを私は感じることができました。


語彙量が足りず、気持ち半分しか伝わらないとは思いますが継続して仕事をされてきた方々には敬意を表することが大切だと学びました(遅い)


教えてくださった沢山の先輩たちにはこれからの人生を謳歌していただきたいと思いました。


私もそう思わせるような人になりたいな。

なれるかな?