オーケストラ!

この映画は、僕の中のベストの1つです。人生には、栄光の時もあれば、挫折の時もある。誰かを傷つけ、裏切ることもあれば、誰かを守るために嘘をつかなければならないことだってある。

「亡きソリストのために」といって集まったメンバーが、様々な想いを音楽に重ねながら、素晴らしい演奏をするラストシーンは涙が止まりませんでした。

痛みもある。諦めたこともある。でもそれでももがいて手に入れたいものがあって、いたい場所があって、それはそれぞれが「自分を乗り越える」ことでしか達成できないものでもあって。

この人達の人生はみじめじゃない。素晴らしい演奏をしたからそう言うんじゃない。「誰かのために」立ちあがった。あの日置いてきた自分を乗り越えるために。

それがたまらなく美しい。
非常に評価が高かったので、見てみましたーマクロス。僕にとっては初マクロスです。

スパロボで色々とマクロスの機体やキャラは知っていたのですが、アニメは見ていなかったので。

この映画版ですが、正直面白かった。スピード感ももちろんですし、それに絡む曲も、良い意味でアニメっぽくなく、ただアニメでしかできないような曲とでもいいますか、すごくマッチしていたように思います。

個人的にはアニメの映画は詰め込みぐらいの内容がちょうど良いといつも感じてしまうので、どんどん先をゆくストーリー展開は合ってました。

戦闘シーンとかライブシーンのあのアニメでしか表現できない、でも1度は頭の中で描いたことがあるような感じ、素晴らしいです。アニメの力を感じさせてくれる作品だと思います。
韓国映画の「息もできない」を見ました。

絶賛されていた映画でしたし、期待して見たのですが、期待を裏切らない素晴らしい作品でした。

サンフンの痛み、ヨニの痛み、彼らの痛みを想像することはできても、彼らにはなれない。彼らを救うことなどできない。

暴力は暴力しか生まない。そんなことは多分痛いほど自分達で分かっている。だから苦悩する。でもその暴力の連鎖でしか生きられない。やっとそこから抜け出せると思ったら、その暴力の連鎖に自分自身が絡みとられる。やっと変われると思っていたのに。
自分自身を変えてくれた人、支えてくれた人、その人が憎しみの対象であると分かった時。そこで物語は終わる。彼女はどういう選択をするのだろうか?

誰かが「受け継がない」ことでしか止めることができないこと。自分が受け継がないと決めても誰かがその連鎖の中に入っていったら自分の行為は無駄でしかないかもしれないこと。
ただ憎むだけのほうがぶつけられる分楽だろう。でも憎むだけの行為をするには彼女は人の気持ちが分かってしまう。その人の死に涙する間柄だったならなおさら。

その現実を生きている人々は息をしている。生きている。息もできないような状況に置かれても。
でも、見ているだけの僕は、彼らを救うことのできない僕は、彼らの存在を否定することはできない。
だって、甥っ子に対してあんなに優しくできる人に、消えるべきだなんて誰が言える?

夜の漢江のシーンはただ素晴らしいとしか言いようがなかったです。