TV見て驚きました。
行方不明の男の子保護のニュースで画面に
南三陸でご一緒したかたが映っていたからです。

この方、
日本全国、災害があると駆けつけるとのことで、
軽のバンに生活用品一式を満載し、
九州から手弁当で駆けつけてくれました。
私の作業最終日、ちょっと離れた実家での
お食事とお風呂に誘いましたが、
固辞され、手渡したジュース一本だけを申し訳なさそうに受け取ったのを今でも憶えています。

そして南三陸のボランティアの方針「自己完結」は、
この方の精神を受け継いだ物です。
ですから他の地域と違って、
南三陸のボラは炊き出しを受け取る事もありませんでした。

子供と言うのは勘の鋭いところがありますから、
保護してくれる人の気配が分かったんじゃないでしょうか?
とにかくびっくりしました。

活動費は年金から 風呂も断った尾畠さんが貫く信念

8/16(木) 11:35配信
朝日新聞デジタル
 山口県周防(すおう)大島町で3日間行方不明だった藤本理稀(よしき)ちゃん(2)=同県防府市=を発見した尾畠(おばた)春夫さん(78)は、大分県日出(ひじ)町から軽ワゴン車で駆けつけ、1人で捜索に加わっていた。全国各地の被災地で活動してきたボランティアのベテランだった。

【写真】東日本大震災の被災地で活動する尾畠春夫さん

 「私はボランティアだから、そういうのはもらえません」

 理稀ちゃんを家族に引き渡した15日、祖父から風呂を勧められた尾畠さんはそう断った。軽ワゴン車に食料や水、寝袋などの生活用具を積み込み、助ける相手側に迷惑をかけないのが信条。「自己完結するのが真のボランティアだ」と言う。活動費は自分の年金から捻出している。

 元々は魚屋さん。捜索中、理稀ちゃんに気付いてもらえた「よしくーん」という大声は、店先で鍛えたものだ。ボランティアを本格的に始めたのは、大分県別府市にあった店を閉めた65歳のころ。「学歴も何もない自分がここまでやってこられた。社会に恩返しがしたい」と思ったからだ。
朝日新聞社