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 ドバイ国際競走が25日(日本時間同日深夜~26日未明)、UAEドバイのナドアルシバ競馬場で行われ、「ドバイ・シーマ・クラシック」(G1)に出走したハーツクライ(牡5=橋口)が逃げ切って快勝。日本調教馬としてドバイG1初制覇を飾った。橋口弘次郎師(60)は「ゴドルフィン・マイル」(G2)もユートピア(牡6)で制し、初の海外遠征で2戦2勝の快挙となった。

 日本の、グランプリホースの底力を余すところなく見せつけた。スタートを決めるとルメールはハーツクライを迷わず先頭へいざなった。昨年の有馬記念では先行策でディープインパクトを沈めたが、またも意表を突く逃げ。直線を迎えても手応えは全く衰えず、2400メートルを堂々と逃げ切った。

 ルメールは「この馬の、日本の馬の強さを世界に示すことができた。有馬記念ではディープインパクトを破った馬なんだ。逃げて勝ちたいと思って、その通りに勝てたことが素晴らしい」と興奮気味に話した。01年にステイゴールドがこのレースを勝ったが、当時はG2。今回は正真正銘のG1だ。「今のこの馬なら世界のどこに行っても勝負になる」(ルメール)との言葉は決して誇張ではない。

 海外初遠征でユートピアと合わせて2戦2勝。神がかり的な強さを見せた橋口師は「馬が本格化しており充実一途だ。次はキングジョージに行きたい」と英G1キングジョージ&クイーンエリザベスDS(7月29日、アスコット競馬場芝2400メートル)参戦を表明した。

≪ゴドルフィン・マイル≫最高の形で日本勢の先陣を切った。ユートピアは最内枠から好スタートを決めると、直線でも勢いは衰えず、2着ウィンリヴァーウィンに4馬身差をつけて逃げ切り。日本調教馬としては初の海外ダート重賞制覇を飾った。「いいスタートが切れたので楽になった。力がある馬だと分かっていたので結果を出せてうれしい」と武豊。海外初出走で重賞タイトルをつかんだ橋口師は「直線半ばで勝利を確信した。“最高”以外の言葉がない」と喜びをかみしめた。

※カネヒキリは残念でしたが、
国際競争で日本の馬が勝つのは嬉しいことです。
G1勝利のハーツクライの影に隠れてしまいがちですが、
ユートピアの海外ダート制覇はスゴイ事だと思います。
芝を重要視する日本では、ダートでの強い馬が出にくい状況です。
それで海外ダート重賞制覇は日本のダートG1、3個分の価値があると思います。

画像、文章はyahooNEWSより転載